(左から)川喜田代表、小高選手、山門選手、千原選手、髙田理事長=津市上弁財町の三重トヨペット㈱津垂水本店で

(左から)川喜田代表、小高選手、山門選手、千原選手、髙田理事長=津市上弁財町の三重トヨペット㈱津垂水本店で

10月16、17日にオンラインで開かれる「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021MIE」の「グランツーリスモSPORT部門」に三重県代表で出場する3名の壮行会が3日、三重トヨペット㈱津垂水本店で開かれた。同部門は、リアルドライビングシミュレーターを謳うソニープレイステーション4用のゲーム「グランツーリスモSPORT」を用いたeモータースポーツ(レースゲーム)の競技。ドライビングテクニックはもちろん、レース運びもリアルレースさながら。同社は昨秋、自動車販売会社として初めてeモータースポーツクラブチーム「BTFスピリット」を発足させ選手の育成に注力してきた。今回出場する3名は、8月7日の全国予選で一般の部の出場権を勝ち取った小高侑己選手(20)=いなべ市=と、開催県特別枠として9月18日に行われた三重県特別代表選抜戦の一般の部で出場権を勝ち取った山門鈴空選手(18)=鈴鹿市=と、U―18の部の千原勇人選手(17)=松阪市=。全員がBTFスピリットのメンバー。
同部門は3年前から国体の文化プログラムの正式種目として採用されており、今年の三重とこわか国体出場を目指していたが、国体が中止となったため、独自で大会をオンライン開催することになった。
壮行会では同チーム代表の川喜田雅則専務(44)が「eスポーツは黎明期にある。今年は開催県として三重には特別な年。出場選手全員がクラブチームのメンバーとなりとてもうれしい」と期待感を表した。
続いて髙田雅之・県eスポーツ連合理事長(58)が出場選手に本大会の出場権を手渡し、「BTFのメンバーとして全国大会出場という目標を達成できた。競技を楽しみ普段の実力を発揮できればおのずと結果は出るはず」とエールを送った。
本大会では一般、U―18とも予選を突破した12人が自宅からオンラインでレースを闘う。