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津市大谷町にある学校法人大川学園・三重調理専門学校1階の実習店舗『Piccolo(ピッコロ)』で13日昼、開店14周年祭が行われ、巻き寿司「うなぎの十二単巻き」約400本が販売された。
同店は、同校2年生が大量調理・食品衛生・サービスを学ぶ場としてオープン。営業は毎週水曜日の正午~(※不定休)で、学生が、自ら作った弁当やデザートを持ち帰り専門で販売している。
うなぎの十二単巻きは
過去に学内で行われた寿司コンクールの入賞作品。津の名物である鰻の白焼きの天ぷらをはじめ、卵、きゅうり、きゃらぶき、桜でんぶ、葱、大葉など12種類の食材が使われ、醤油ではなく山椒塩をつけて食べるもので、毎年周年祭にのみ登場する。
今年も学生が当日早朝から作業を分担し巻き寿司を調理。
例年と同様、販売開始前から店舗前は賑わったが、調理・販売実習の一環だけにコロナ禍以前から衛生面に考慮した販売形式をとっていたため、飛沫防止策など最小限の追加対策で十分な安全性を確保。来店者の中には一度に6本購入する人もおり、学生達は緊張しながらも笑顔で丁寧に対応した。
学生の小倉海岬さん(19)は「海苔をまく時に力を入れすぎると固くなるのでちょうどいい固さになるよう調整した」、廣田桜さん(20)は「全体的に均一に締められるように端からゆっくり巻いた」と話し、調理の技術を磨いた。
2021年10月28日 AM 4:56
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