寄贈式の様子…磯田会長(右)と岡田所長

寄贈式の様子…磯田会長(右)と岡田所長

10月25日、津市桜橋の三重県赤十字血液センターで、「久居ライオンズクラブ」=磯田泰之会長=が「美杉のはざ掛け米」の寄贈を行った。
はざ掛けとは、刈り取った稲を逆さに掛けて、天日乾燥する昔ながらの収獲法で米の旨味が深まると言われている。寄贈した3合(450g)入り800袋のはざ掛け米は、同クラブ会員たちが収穫作業などを手伝ったもの。
同センターでは、コロナ禍の影響で献血バスなども出しづらく、血液の確保が難しい状況が続いているため、献血促進の一助として、協力者への感謝の品に贈ってほしいという思いを込めて寄贈した。
ライオンズクラブ全体として四献(献眼・献腎・献血・骨髄)を推進しており、同クラブは津市内の3クラブ(津ライオンズクラブ・津西ライオンズクラブ・津中央ライオンズクラブ)と合同で献血運動にも取り組んでいる。今回の事業も、その流れの一環。
寄贈式で磯田会長は、「コロナ禍で献血者も減っていると聞き、何か協力できることがないかと思った。美杉のはざ掛け米のPRにも繋がれば」と笑顔で挨拶。同センターの岡田昌彦所長に目録を手渡した。それを受け取った岡田所長は「本当にありがたいこと」と謝辞を述べた。
寄贈された美杉のはざ掛け米は翌日より同センターで献血した人に配られており、例年のペースでいくと、11月中には配り終わる見込み。