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NPO法人日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会は、11月13日、県総合文化センター男女共同参画センターで「FPの日Ⓡ三重FPフォーラム2021in津」を開催。
第1部のセミナーでは「人生100年時代のマイ・エンディング」と題し、税理士でCFPⓇ認定者の藤川哲氏が講演。
藤川氏は元・国税調査官。平成25年に退職、同年、伊勢市で「藤川哲税理士事務所」を開業。中小企業の税務申告書の作成や税務調査対応のほか、相続・事業承継のプランニングを行っている。
藤川氏は、残された家族や親族が相続でトラブルに発展するケースが多い事実を示し、人生の終末期を迎える前に遺言を残しておくことの必要性を強調。一方で「遺言はハードルが高く、なかなか一歩踏み出せない人も多い」ことから、死に備えて自身の希望(葬儀の仕方や不動産や預貯金、通帳、証券の保管場所、貸金や借金の情報など)や自身の意思を書き留めておく「エンディングノート」を勧めた。
「法律に沿って書く遺言と違い、エンディングノートには法的効力はないが、逆に法的しばりもなく、かなり自由に書ける」。配偶者や家族、友人、恩人への想いや、自分や家族の歴史や先祖からの言い伝えなども遺すことができる」とし、改めて自身の意思を明らかにできるエンディングノートの役割を問いた。
また第2部では「キャリアは十人十色!人生100年時代を生きる若者の『働く』を考える」と題してAFP認定者でキャリアコンサルタントの嶋田衣余氏が講演し、聴講者の共感を得ていた。
2021年11月25日 AM 4:55