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11月24日、松阪肉牛の〝七保肉牛〟の女王を決める『第16回大紀町七保肉牛共進会』が、度会郡大紀町野原のJA伊勢経済2課肉牛出荷場で行われた。主催=同町七保肉牛共進会。同共進会は旧七保村、旧大宮町時代から数えて今年で67年目。
今年も昨年に続き新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、松阪農業公園ベルファームで開かれている年末恒例の「松阪肉牛共進会」が中止。例年は同共進会に出品する特産松阪牛に該当しない牛を集めた「七保肉牛共進会」として開催していたが、今年は特産松阪牛も出品された。七保和牛部会の肥育農家13名が未経産牛53頭を出品した。
早朝より審査委員長である県畜産研究所大家畜研究課の岡本俊英主幹研究員らが一頭ずつ厳正な審査を実施。今年も発育も十分の粒ぞろいで、どの牛も肥育農家の努力と熱意を感じる優れた肉質・肉量を兼ね備えた素晴らしい仕上がりだった。その中で最高賞の優等賞1席には、岡田一彦さん(76)肥育の「きくやま」690㎏が輝いた。
岡田さんは肥育歴50年超の大ベテラン。現在も80頭を肥育し、今共進会には5頭を出品。「松阪肉牛共進会」では過去2回、チャンピオン牛である優秀賞1席を育て上げた実績を持つ。七保肉牛共進会での優等賞1席の獲得は初めて。
岡田さんは「当初は、ちょっと大きくなり過ぎたのが心配だったが、餌を調整することでうまく仕上がった」と話した。 審査委員長の岡本主幹研究員は「見た目の良さ、肉の詰まった感じといい、一体感があり牛体がきれいである」と説明。今年も出品された牛は津市北丸之内の精肉店・朝日屋が全頭購入した。
朝日屋の香田佳永社長は「背中からモモにかけての張り、肩から腹にかけて幅もありバランスがいい」と笑顔で話していた。
この53頭は、12月16日から朝日屋で開催される「感謝祭」にて通常価格で販売される。
2021年12月2日 AM 9:00