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「組子」を用いた作品を展示する「工芸美術─建具木工展」が12月17日㈮~19日㈰までの9時から17時(最終日は15時まで)、県立美術館県民ギャラリーで開かれる。主催=三重県建具工業協同組合(会員24社)、後援=三重県・中日新聞社。
「組子」は、飛鳥時代から長い年月をかけて磨き抜かれてきた木工技術。釘を使わず、細く引き割った木に溝・穴・ホゾ加工を施しカンナやノコギリ、ノミで調節しながら1本1本組み付け、緻密な幾何学的文様に仕上げていく。職人達の伝統を守る心と情熱により何世代にも渡って現代まで引き継がれてきた。
同組合では毎年春に県内の建具職人らによる展示会を開いていたが、コロナ禍で2年連続で中止に。しかし職人らは新たな作品を制作し続けていたことから、発表の場にと今回初めて秋の展示会を企画したもの。
会場では、組子で制作した扉、パーテーション、額など約10点を展示。その中には秋の叙勲で黄綬褒章を授賞した職人の作品もある。
問い合わせは☎059・235・0388。
2021年12月2日 AM 8:41
▼月輪清個展=8~12、三重画廊
▼あみぼうとふでぼう・ふたり展=2~7、VOLVOX
▼第24回津いずみ会日本画展=7~12、アストプラザ5階のギャラリー1
▼日本杭州寒蘭会(展示即売会)=3~4、メッセウイングみえ
2021年12月2日 AM 8:36
介護技術を競う「第6回みえ介護技術コンテスト」で、津市大谷町にある学校法人・三重介護福祉専門学校1年の水谷美紅さん(18)が出場した33組中、学校部門で見事優勝を果たした。主催=三重県介護福祉士会。同コンテストは、三重県内で活躍する介護職員・介護を学ぶ学生が「介護の魅力」や「やりがい」を伝え、介護技術を競うことで『介護』の質の向上と魅力を発信することを目的に開かれている。今年は11月7日から30日にかけて「移乗と移動」をテーマに昨年度同様に動画投稿によるコンテスト形式となった。
水谷さんは「介護は多くの人を笑顔にでき、感謝される『人の役に立てる』仕事。技術を磨き、素晴らしい介護福祉士になりたい」と介護の道に進んだ。
動画では、介護を受ける人の負担にならず、転倒などの怪我を防ぐ適切な体勢や声掛けなどに心掛けた。審査では「基本に沿った介助方法ができていた。ICF(国際生活機能分類)を意識した介助、利用者の確認をしっかりととれていた」と評価された。
水谷さんは「利用者に分かりやすく説明するために、どう伝えれば良いかを考え、尊厳をもって声掛けしました。もう一つはボディメカニクスの活用。利用者にも介助者にも負担が少ないように授業で先生方から教えて頂いた事を意識しました。今後も技術を磨いて、目標である『誰にでも頼られ、愛される介護福祉士』になっていきたい」と話した。
2021年12月2日 AM 8:36