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津市のふるさと納税制度「ふるさと津かがやき寄附」の使途項目「津城跡の整備」への寄付金が5000万円を突破!コロナ禍による影響で、地元有志たちによる「津城復元の会」の募金活動は苦戦しているが、ふるさと納税は絶好調。今年度は過去最高だった昨年度を上回る勢いで寄附が集まっている。これで〝津城復元〟の第一次目標である1億円の半分は 突破し、復元がようやく現実味を帯びてきた。
『ふるさと津かがやき寄附』の寄附者が選べる使途項目の一つに、2014年より「津城跡の整備」が設けられている。この使途への寄附は、全額津城復元の基金として積み立てられている。
それに合わせ「津城復元の会」=西田久光会長=は月一回の松菱での募金、津まつりをはじめとする様々なイベントでの街頭募金、協力店への募金箱設置などを実施。加えて、年に一度、ライブやゴルフコンペも企画し、そこで得た浄財を寄附するなど地道な活動で寄附を積み上げてきた。しかし、昨年より続くコロナ禍によって各種イベントが中止になるなど、思うような活動ができない状況が続いている。
一方、コロナ禍の〝巣ごもり〟が、これまでにない追い風にもなっている。閲覧性に優れたポータルサイトの充実によって返礼品の比較検討が容易となり、手続きもネット上で完結できるため、全国各地の特産品を手軽に手に入れられるふるさと納税制度を利用する人が飛躍的に増加しているからだ。津市でも令和元年度の7555万円に対して、令和2年度は寄付総額が1億7811万円と過去最高額を更新。3万円以上の寄附で選択できる返礼品の朝日屋の名産松阪肉も好調を支える。
「津城跡の整備」へ集まった寄附額は令和2年度末で4530万円(うち同年度内の寄附は816万円)。今年度も昨年度を上回る勢いで寄附が集まっており、今年11月は前年同月より31万円も多い235万6000円(速報値)で合計5078万円余に達し、第一次目標である1億円の半分の5000万円を突破した。税制の締めとなる12月は、一年で最もふるさと納税の利用が増える時期なので更なる積み上げにも期待が集まる。
ふるさと納税と募金にはこれまで述べ2万5000人ほどが協力。街頭募金の際、子供が小遣いを握りしめてくることもあるなど、浄財には多くの人たちの温かい思いが詰まっている。
津城復元の会の西田会長は「ありがたい。これで勢いがつく」と喜ぶ。
今年分のふるさと納税は12月31日まで受付中。津城復元の会への問い合わせは西田会長☎090・3933・6061、制度の問い合わせは津市財政課財務担当☎059・229・3124へ。ポータルサイト「ふるさとチョイス」からの申し込みも可。
2021年12月9日 AM 5:00
11月22日、津市河芸町影重の児童養護施設「里山学院」で、女性たちの社会貢献団体・国際ソロプチミスト三重─アイリス(小柴弥生会長)は、県下11の児童養護施設の子供たちにプレゼントを贈った。
同団体は例年、施設で生活する子供達(3歳~18歳)を招待し、パントマイムやマジックなどを楽しむ催し「アイリス夢ひろば」を開いているが、新型コロナウイルス感染等を考慮し、今年も昨年に続いて中止に。その代わりにプレゼントとして、子供用自転車、キックスケーター、図書をプレゼント。受取施設を代表して里山学院の鍵山雅夫院長に手渡した。
寄贈にあたり、小柴会長は「今年は学校が休校になって、施設内学習になったり、我慢することが多かっただろうと思う。少しでも子供たちたちが笑顔になってくれることを願っている」と話した。
2021年12月9日 AM 4:55
12日㈰13時半~15時、ときめき高虎会(小林貴虎代表)が津センターパレス2階ホールで令和3年度「第3回歴史講演会」を開く。
講師は久居八幡宮=津市久居二ノ町=禰宜のウィルチコ・フローリアンさん。演題は「久居八幡宮について」。
ウィルチコさんはオーストリア出身。ウィーン大学で日本学を専攻。在学中に来日し、名古屋市の上野天満宮に住み込みで神道を学ぶ。その後、ウィーン大学を卒業後、國學院大學の神道専門課程を経て、東京の金王八幡宮の権禰宜を4年間務める。2016年より久居八幡宮に移り、現在に至る。
講演では、寛文10年(1670年)に久居藩祖・藤堂高通公の命で創建され、昨年鎮座350年の節目を迎え、社名を野邊野神社から改名した久居八幡宮の由緒と古文書を紹介。後世に伝えたいことを語る。
入場料は会員は無料、一般は500円。申込不要。問い合わせは小林代表☎090・1751・5460。
2021年12月9日 AM 4:55