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著者の西村訓弘さん

著者の西村訓弘さん

三重大学地域イノベーション学研究科教授の西村訓弘さんによる著書「社長100人博士化計画」が12月1日、月兎舎より発刊された。
南伊勢町に生まれた西村さんは、企業の研究員やバイオベンチャーの経営者を経て、三重大学医学部教授となり、2009年には同大学地域イノベーション学研究科の創設に関わり現在に至る。
同科では、地域企業の社長らを学生に受け入れ、事業に関するテーマで研究を進めてもらい博士号の取得を目指している。博士となった社長がリーダーとなり、小さなイノベーションを群発させれば、疲弊した地域も甦る、との思いからだ。 なぜ田舎に人々が住めなくなったのか、地域イノベーション学研究科はどういう経緯で生まれたのか、社長が博士になると地域はどう変わるのか。本書では、西村さん自らの体験を基に考えた地域イノベーションの本質を明示。博士社長達の取り組みを紹介しながら、既成概念を創造的に破壊して、もの、ひと、ことを組み直し、新たな結合を生み出すイノベーションにより、地方が負っていた都会とのハンディキャップ(地域格差)を解消し、どんなに疲弊した場所からでも新たな富みを生み出す理想的な未来像を示している。
構成は、第一章=私の原点、第二章=バイオベンチャーのトップからアカデミズム畑へ、第三章=なぜ田舎に住めなくなったのか、第四章=社長100人博士化計画始動、第五章=博士社長たちと拓く新しい地域社会。
巻末には、「地域の潜在能力をいかにして引き出すか」をテーマに、西村教授、㈱マスヤグループ本社代表取締役の浜田吉司氏、発行人の月兎舎代表・吉川和之氏のてい談も掲載。
コロナ禍の今だからこそ、経営者、県や市町の職員、第1次産業の従事者、学生など、様々な人々の参考になろう。
四六判196頁、税込1320円で県内主要書店、WEBで取り扱い。
問い合わせは月兎舎☎0596・35・0556。

介護職員初任者研修など介護の資格は持っているけれど、「介護職の経験がない」、「何年も介護の仕事に就いていない」など、介護の職に就く事が不安な人や、復帰したけれど、もう一度『介護の基本』を学び直したいと考える人(就労または復帰後概ね1年未満の人)を対象に、介護の知識や技術のスキルアップができる研修会を開催します!
三重県福祉人材センターが「介護有資格者再チャレンジ研修(Web研修)」の受講者を募集している。
▼対象者は介護福祉士、介護職員初任者研修などの福祉・介護に関する資格を有しながら現在は介護の仕事に就いていない又は介護職として就職・復帰後、概ね1年未満の人
▼受講期間=令和4年2月18日㈮までのうちの3週間(申し込み後、同会より日程を提示。申し込み締切は1月21日㈮まで)
▼研修内容=7科目(10時間)介護保険制度の動向、尊厳の保持・自立支援、コミュニケーション技術、認知症の理解・ケアの知識、老化の理解、感染症対策・感染症予防、ほか。このほか、希望者は「実技研修」と「施設体験」を受けることもできる
▼受講方法=同会から配布する資料及び講義動画を視聴し、各科目修了後にレポートを提出
定員150名先着順。受講料は無料
※Web研修の受講にはインターネットに接続したパソコンが必要だが、ネット環境が整っていない人は応相談。
問い合わせは同人材センター☎059・227・5160へ(平日9時~17時)。

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