新酒を楽しむ会の様子(ホテルグリーンパーク津にて)

新酒を楽しむ会の様子(ホテルグリーンパーク津にて)

12月5日、酒類などの卸販売を手掛ける㈱マツオカ主催の「恵那山の新酒と料理を楽しむ会」が津駅東口にあるホテルグリーンパーク津の伊勢・安濃の間で開かれた。
同社では、この時期に毎年ボージョレ・ヌーヴォーを楽しむ会を開催していたが、令和2年は新型コロナの感染拡大によって中止となった。令和3年はマスターオブワインの称号を持つ唯一の日本人、大橋健一氏がプロデュースしたボジョレーヌーヴォー約2千本を販売し完売した。
新たな試みとなる今回の会は、全国の有名な酒蔵やメーカーの作り手を招いて想いを聞きながら食事を楽しむ催しとして企画。今後年3回ペースで開く。
テーブルをアクリル板で十字に仕切り、1卓に座れる人数を4名までに制限し、座席間の移動も禁止するなど感染症対策を徹底。例年は140人だった客数を60人までに抑えてソーシャルディスタンスを確保した万全の態勢で開いた。
今回招かれた岐阜県中津川市のはざま酒造の代表杜氏・岩ヶ谷雄之さんは「本日は私どもの新酒をお楽しみ頂きたい」と挨拶。参加者たちは、フルーツのような爽やかな香りと、心地良い甘みが引き立つ軽やかな味わいが楽しめる恵那山Cheers純米大吟醸などを料理と共に堪能した。途中、毎年津市大門周辺で開かれている津ぅのどまんなかジャズフェスティバルに出演するミュージシャンたちがお酒にまつわる艶っぽいナンバーなどを演奏。盛大な拍手がおくられた。
㈱マツオカの松岡宏社長は「みなさんに元気を出してもらえるきっかけになれば」と、新型コロナによって苦境に立たされている酒蔵やメーカーを始め、飲食業界の一助になりたいという強い気持ちを示した。
(この稿12月22日執筆)