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12月2日、津市河芸町上野の円光寺で「伊勢の津七福神」の開創9周年記念法会が催された。
伊勢の津七福神は、津市内の霊験あらたかな7寺社が宗教・宗派の垣根を超えて連携した霊場めぐりで平成24年に開創。各々を七福神の一柱に見立てており、技芸上達の弁才天霊場の円光寺、無病息災の福禄寿霊場・結城神社=津市藤方=、五穀豊穣の大黒天霊場・四天王寺=栄町、必勝祈願の毘沙門天霊場・津観音=大門、延命長寿の寿老神霊場・高山神社=丸之内、商売繁盛の恵比須天霊場・初馬寺=栄町、子孫繁栄の布袋尊霊場・安楽寺=一志町波瀬。これまでの巡拝者は6500人を超える。
法会は同寺の本堂で各寺社の代表者によって神仏習合スタイルで執り行われたが、今年はコロナ禍で最低限の人数だけが参列した。
伊勢の津七福神友の会の西田久光会長は講話の中で、開創に尽力した四天王寺の前住職で令和3年の1月に逝去した倉島昌行師を偲び「人間は一期一会。人と人とのご縁を大切にしたい」と語った。
伊勢の津七福神霊場会会長で、円光寺の坂倉賢芳住職は「コロナに明けてコロナに暮れた年だった。令和4年は皆様方に大きな幸せが巡ってくるように祈っていく」と、明るく10周年を迎えられることを心より願った。
2021年12月31日 AM 4:55