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ぼんやりテレビの前に座っていると、CMばかりが見えてくる。CMは印象的に作られているので、ぼんやりとした頭にもずかずか踏みこんでくる。
お腹のすいた時に食品の映像を見れば、今夜の献立が浮かんでくる。きれいな女性に化粧品を薦められれば、今度買ってみようかと思う。
さて、テレビCMの業種別割合はどんなものだろう。一番に食品、そして、毎日使う消耗品、車や保険も多いように感じる。
でも、私がそう感じるのは、私がそれらに興味があるからかもしれない。食品は、食いしん坊の胃袋に働きかける。洗剤やティシュは買い置きの量をいつも気にかけている。新しい車を買うつもりはないが、ちょうど自動車保険の更新時期にある。求めているからCMが気になるのだろう。そう思って注視していたら、葬儀会館や死亡保険のCMが結構流れていることに気が付いた。それは私が求めているというより、社会が高齢化しているからだと思う。
世の流行は団塊の世代によって作られてきた。団塊の世代がミニスカートやジーンズやロックを流行らせたように、健康食品やシミ隠し化粧品や死亡保険を流行らせているようだ。
人口が多い世代はお金になる世代でもある。あらゆる場所で団塊の世代を取り込むマーケティングが行われているはずだ。この傾向はしばらく続くだろう。 (舞)
2022年6月9日 AM 4:55
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