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社会福祉法人『正寿会』=伊藤重之理事長=が運営する障害者の生活介護センター「湖畔の郷 風早」では、周囲の豊かな自然の中で採れたハチミツを「かざはやさんちのはちみつ」として商品化した。
このハチミツは、同じく正寿会が運営する伊勢温泉ゴルフクラブ内にある福祉と環境が融合した花園『かざはやの里』にニホンミツバチの巣箱を設置し、1年かけて集めたもの。20年以上趣味で養蜂をしている谷徹さんが指導している。蜜は花園に植えられたフジなど花だけでなく、かざはやの里の周囲に広がる豊かな自然の中のサクラやクリなど四季折々の花から集めたもの。数年前から試行錯誤を繰り返す中で、ミツバチの天敵であるスズメバチに巣箱を襲われるなどの苦難も経験したが、ようやく十分な収量が得られたため商品化にこぎつけた。
そのハチミツを瓶詰めにしたものが「かざはやさんちのはちみつ」。希少価値の高いニホンミツバチが様々な花から集めたハチミツは非加熱の純度100%。豊かな風味と上品な甘さが楽しめるのが特徴。同施設の利用者と職員が瓶詰め作業などを行っている。ラベルの可愛いミツバチのイラストは利用者が描いたものを採用した。
価格は150g入りで2200円(税込)。これまで、かざはやの里の花まつりなどで販売もしてきたが、購入した人たちから好評の声が届いているそう。
明日23日には、ぎゅーとらラブリー久居店=津市久居西鷹跡町=で数量限定で販売。正寿会が運営する他施設の雑貨品なども一緒に店頭販売する。ハチミツはそこで完売すれば今シーズンの分は終了する見込み。
来シーズンに向け、かざはやの里内に蜜が採れやすいレンゲを植えるなど、増産のための新たな取組みも行っている。
問い合わせは☎059・256・2600。
2022年9月22日 AM 4:56