2022年10月

様々なきのこを眺める来場者ら

様々なきのこを眺める来場者ら

〝きのこを通じて社会貢献する〟を経営理念に掲げる㈱岩出菌学研究所=津市末広町=と同研究所グループの㈱シエンは、津まつり2日目の9日、津地方検察庁前広場でブースを出展し『きのこ展示会』を開催した。
「きのこの事をもっと知って欲しい」と毎回、同まつり行っているもので、スタッフが前日までに山で採取してきた採れたての様々なきのこを分類して展示した。普段は目に触れることの少ないきのこを見ようと多くの人が集まった。
色とりどりのきのこをしげしげと眺める市民らに対し、同社のスタッフが、それぞれのきのこの持つ特徴や、食べられるかどうか、などを丁寧に説明していた。訪れた市民らは「こんなにきのこの種類がある事は初めて知りました。香りも良くて、美味しそうなきのこもあり、勉強になりました」と話していた。

日が沈もうとする頃に毎日ウォーキングに出かける。虫の声、鳥のねぐら入り、夕焼け。暑くも寒くもなくて、今が一番ウォーキングに適した季節だ。歩けばお腹も空いて夕ご飯が美味しくなる。
灯りのついた窓の下を通ると夕食の匂いを感じることがある。カレーだったり、肉だったり、今夜のメニューが分かることもあって楽しい。
賑やかな声が聞こえてくることも。子どもたちの騒ぐ声。何か訴える子どもを叱るママの声。油の匂いがする。子供の面倒を見ながら料理をするママはたいへんだ。私もそういう時は同じように大声で叫んでいたように思う。
ストーカーのようにそんな窓の下で立ち止まって探っているのではない。道を歩いているだけなのに、声も匂いも換気扇や窓からこぼれてくるのだ。秋の窓は開放的。
排水路からシャンプーの香りが立ち上ることもある。誰かがお風呂に入っている。どぶの匂いと混ざって、もわっと熱を感じる。良い匂いではないが、これも嗅ぎなれた匂いだ。
家々の生活の匂いはどこか懐かしく温かい。忙しい毎日の忙しい時間の暮らしぶりが滲んでいる。ウクライナにもシリアにもこんな生活があるはず、あったはず。銃撃の音や硝煙の匂いのない平和なこの街で、明日も明後日もこんな暮らしが続いていってほしいとつくづく思う。(舞)

津まつりの宅建ブースの様子

津まつりの宅建ブースの様子

三重県宅地建物取引業協会津支部=津市上浜町、松田貞司支部長=は津まつりの9日、津市役所前のブースで『ふれあい宅建フェスin津まつり』を開催した。後援=国土交通省、三重県。
新型コロナウイルス感染症予防の観点から毎回好評のフランクフルトの販売はできなかったが、ジュースの販売、例年好評の不動産に関する無料相談コーナーなども開設され多くの親子連れなどが訪れた。会員らも、この日は法被姿でPR用のポケットティッシュを無料配布するなど、3年ぶり津まつりを大いに盛り上げていた。

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