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コロナの波の低かったこの秋ミニ同窓会があった。卒業以来数回しか行われていないので、何十年ぶりかで会う人がいた。
「いや、久しぶり。変わらないね」と私が言ったら、「全然わからなかった。えー、変わったなあ」と返ってきて、私は口を尖らせた。「嘘でも変わらないと言うのが、同窓会の基本会話でしょ」
「昔は髪長くて、ワンピース着てたのに」と言い訳が続いて、許してあげることにした。今の私はショートヘアだし、パンツ履いているし、昔と違ってはきはきしゃべる。
学生時代の私は、いつも母が仕立てたワンピースやスーツを着ていた。母のお手製よりおしゃれな既製服を着たかったが、高かったりサイズが合わなかったりで買えなかった。
Tシャツやジーンズは遊び着。「よそいき」という言葉が生きていて、電車に乗る時や学校へ行く時は、きちんとした服を着るようにしていた。それで裾の開いたワンピースが私のイメージとなっていたのだ。
その後、時代とともに洋服の縛りは緩くなり、正月に晴着を着る人、買い物に行くために着替える人も少なくなった。洗濯が楽で、肩の凝らない服が最高だ。今の私はそのままどこにでも出かけていく。同窓会にも「これ昨日家で着てた服なん」という人がいて、そこは普通少し頑張るものじゃないかと思ったが。 (舞)
2022年12月1日 AM 4:55
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