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コロナの波の低かったこの秋ミニ同窓会があった。卒業以来数回しか行われていないので、何十年ぶりかで会う人がいた。
「いや、久しぶり。変わらないね」と私が言ったら、「全然わからなかった。えー、変わったなあ」と返ってきて、私は口を尖らせた。「嘘でも変わらないと言うのが、同窓会の基本会話でしょ」
「昔は髪長くて、ワンピース着てたのに」と言い訳が続いて、許してあげることにした。今の私はショートヘアだし、パンツ履いているし、昔と違ってはきはきしゃべる。
学生時代の私は、いつも母が仕立てたワンピースやスーツを着ていた。母のお手製よりおしゃれな既製服を着たかったが、高かったりサイズが合わなかったりで買えなかった。
Tシャツやジーンズは遊び着。「よそいき」という言葉が生きていて、電車に乗る時や学校へ行く時は、きちんとした服を着るようにしていた。それで裾の開いたワンピースが私のイメージとなっていたのだ。
その後、時代とともに洋服の縛りは緩くなり、正月に晴着を着る人、買い物に行くために着替える人も少なくなった。洗濯が楽で、肩の凝らない服が最高だ。今の私はそのままどこにでも出かけていく。同窓会にも「これ昨日家で着てた服なん」という人がいて、そこは普通少し頑張るものじゃないかと思ったが。 (舞)
2022年12月1日 AM 4:55
津駅西口前の学校法人大川学園・三重調理専門学校で11月25日、スペイン料理特別講習が行われ、本国から来校したミケル・ソラズ・モラザさん(55)が、学生39名に本場のスペイン・バスク料理を披露した。三重県が実施している「料理人交流inみえ」事業の一環。
同事業は、食の将来を担う人材を育成するために令和元年11月、世界一の美食の街と言われるスペイン・バスク州・セバスティアンの料理人と県内調理人や料理人を目指す若者との交流を通じて食を核とした地域の魅力づくりに取り組んでいる。同校では、同年に1名の学生をスペインに送っている。
今回は、スペインからシェフを派遣することになったもの。モラザさんは、同地方の3つ星レストラン「アルサック」のラボラトリオ責任者でロンドン、マドリード店総括責任者でもある。通訳には、自身も4つ星レストランホテルのシェフとして務める羽原聡子さんが務めた。
調理したメニューは、色違いのポテトを使い羽毛を表現した「鳩とポテト羽毛添え」、パイの生地を使い地層を表現した「ココチャ(メルルーサの頬肉ソテー)」と地層」、ゴーブレットを使いモンドリアン絵画を表現した「牡蠣のソテーと緑モホソース、モンドリアン」の3品。
鮮やかな手さばきで次々に料理を完成させていく様子に学生らは感動すると同時に真剣な眼差しでノウハウを学ぼうとしていた。
質疑応答では、「どんな料理でもワインに合うように調理するのですか」との質問に、「ワインは様々なものがあるので、肉や魚など食材に合ったワインを出します」などと答え、身振り手振りも交えて学生らにアドバイスをしていた。
2022年12月1日 AM 4:55
3年ぶり12回目となる新酒の「ボージョレ・ヌーヴォーを楽しむ会」がホテルグリーンパーク津の伊勢・安濃の間においてコロナ感染予防に充分な対策を施して開かれ、集まった136名が美酒を楽しんだ。
主催した業務用酒類食品卸商社の㈱マツオカ(本社・津市高茶屋小森町)では、急激な円安、ウクライナの問題、コロナによる航空便の便数減などで空輸コストが急激に上がる中、持前の企業努力を発揮して今年も約2000本を販売した。
今回提供された「ボージョレビラージュヌーボー」は、ワイン業界で最も権威と影響力を持つ最高峰資格「マスター・オブ・ワイン」を日本在住でただ一人持つ大橋健一氏がこだわり抜いてセレクトした逸品。良質のブドウのみを厳選した果実や花の香りが感じられ、軽やかでフルーティな味わいで「これは飲みやすい」と好評。
当日は、キリンビール中部圏統括本部東海支社長の小日向真一氏の乾杯で開宴。ステージではプロとして活躍している音楽家・田中宏子さんのピアノ演奏と歌で会場に華を添えていたほか、景品が当たる抽選会も行われ、和気あいあいとした雰囲気の中、参加者らが楽しんだ。
2022年12月1日 AM 4:55