様々な胡麻や胡麻油の味や香りを試食で確かめる生徒たち

様々な胡麻や胡麻油の味や香りを試食で確かめる生徒たち

11日、津市大谷町の大川学園・三重調理専門学校で、九鬼産業株式会社と産学連携した「出前講座」が開かれた。
三重県雇用経済部の「みえの食の人材育成プラットフォーム」を活用した事業で、三重の食の将来を担う人材の確保と育成が目的。「みえの食の達人」から直接学ぶよい機会となっている。
今回は、明治19年創業で胡麻の老舗として知られる同社の管理栄養士・柏木紗也さんと田中美妃さんが生徒たちを前に胡麻や胡麻油について語った。
二人は、生徒たちに胡麻は3000種類ほどあること、国産の胡麻は消費量全体のわずか0・03%に留まっていることや、白・黒・金など胡麻の種類で含まれる栄養素の違いがほとんどないこと、胡麻油も絞る胡麻の焙煎の具合によって色合いだけでなく、味や香が変わるため、適した料理が変わることなど、身近でありながら知られざる胡麻の一面を解説。
様々な胡麻や胡麻油を試食して味の違いを確認したり、胡麻をすり下ろしてペーストをつくる実習も行った。また、胡麻ペーストをかけたアイスや、バターの代わりに胡麻油を使ったシフォンケーキなども提供され、生徒たちは味わいながら、奥深い胡麻の魅力を実感していた。

中部電力㈱の「竹原水力発電所」=津市美杉町竹原=が今年10月で完成から100年、来年1月で運転開始100年を迎える。地球温暖化対策の温室効果ガス排出抑制のため、太陽光や風力など再生可能エネルギーの導入が進んでいるが、大正から令和と長い時の中で自然と調和しながら地域の電力を支え続けてきたこの発電所を紹介する。

 

「竹原水力発電所」

「竹原水力発電所」

発電所内の発電施設

発電所内の発電施設

取水口

取水口

向谷水路橋

向谷水路橋

豊かな自然に囲まれた君ヶ野ダムの麓。雲出川と、その支流・八手俣川の合流地点付近に竹原水力発電所はひっそりと立地している。JR名松線伊勢竹原駅の南付近の鉄橋辺りを通過する際に車窓からも建屋が見えるが、多くの人が何か気付かずに通り過ぎていることだろう。
明治30年(1897)に三重県県下で初の電気事業を行ったのは津電灯で、すぐに県内各地で電力会社が立ち上げられた。三重県は全国的にもかなり早い段階で水力発電が開始されており、明治32年(1899)に新宮水電が鮒田発電所で発電を開始。次々と県南部を中心に水力発電施設が運転を始めており、大正時代に最盛期を迎える。雲出川では、現在の津市美杉町八知に大正6年(1917年)に大勢水力電気が神河発電所で事業を開始(昭和6年に廃止)、同じく大勢水力電気が認可を受け、同社を合併した北勢電気が大正11年(1922年)10月に完成させたのが「竹原水力発電所」。運転開始は翌1月で100年の節目を迎える。現在は中部電力㈱の三重水力センターが運転及び管理している。県内で現在稼働している水力発電所の中では5番目に古い。
竹原水力発電所の発電出力は760kWで約1600世帯分の電力をまかなえる。形式は水路式で、日本の水力発電所に多く使われているフランシス水車を発電に使用している。取水口は、八手俣川の君ヶ野ダム付近にあると勘違いされがちだが、実際は更にその上流にある。取水口から3つの水路橋を経た水路の全長は約3・4㎞。水は発電所背後の山の斜面を下り発電所内に流れ込む。発電の有効落差は83mとなっている。森林セラピーの高束山コースで通る向谷水路橋は建築物としても非常に趣き深いので一見の価値あり。
100年の間に無人化したり、建物を建て替えたり、水車の改造などは行われてきたが水路のルートはほぼ当初のまま。 現代では、地球温暖化対策の温室効果ガス排出抑制のために、太陽光や風力など再生可能エネルギーを用いた発電法が普及しているが、自然と調和する形で100年にわたり、小規模だが電力を安定供給してきた竹原水力発電所は21世紀のキーワード〝持続可能〟の好例といえる。
大正、昭和、平成、令和と時代を乗り越えてきた発電所は、また次の時代に向けて動きだす。

伊藤会頭(中心)と左から末野副会頭、小柴副会頭、原副会頭、田村副会頭

伊藤会頭(中心)と左から末野副会頭、小柴副会頭、原副会頭、田村副会頭

1日、津市大門のホテル津センターパレスで開かれた津商工会議所の臨時議員総会で任期満了に伴う役員改選が行われ、会頭に㈱百五銀行取締役会長の伊藤歳恭氏(69)を再任した。任期は3年。
副会頭は、岡三証券㈱の常務執行役員で岡三みえ証券カンパニー長の末野隆司氏(51)が新任。三重交通グループホールディングス㈱代表取締役社長の原恭氏(61)、㈱三重電子計算センター代表取締役社長の小柴眞治氏(67)、㈱ZTV代表取締役社長の田村欣也氏(63)は再任された。
記者会見で伊藤会頭は再任にあたって「地域の発展に向けて全力で責務を果たしていく」と力強く挨拶。一期目には『未来へつなぐ津商工会議所、魅力あふれる津市へ』をスローガンに掲げたが、コロナ禍によって景気が大きく後退するなど翻弄された、と振り返った。
今期は1期目のスローガンを引き継ぐと共に、コロナ対応だけでなく自己変革と行動変容などを促す経営支援活動、脱炭素に向けた企業活動の支援、地域活性化活動、県・津市や関連団体への要望などを行う政策提言活動をさらに進展させていくことを誓った。
新任の末野副会頭は「歴史ある津商工会議所の副会頭にご指名頂いたことを光栄に思うと同時に責任の重さを感じている。津市の発展のために皆様のお役に立ちたい」と挨拶。2期目の船出に一致団結した。

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