津の西にどっしりと立つ経ヶ峰。登山が趣味の友人に誘われ、一年に一度ぐらいは経ヶ峰に登る。季節の花を見たり頂上からの景色を楽しんだり。好天の今日、経ヶ峰に登ったら気持ち良いだろうと思う。
津市に高い山はないけれど、そこそこの山ならある。津10山というガイドブックもあり、津の山の魅力を教えてくれる。アスト津の観光案内所で売られていた。
先月、私は津10山の二つに登った。大洞山は雌岳、雄岳の双耳峰。登りの急階段が辛かったが、苔生した石が周囲を埋め尽くす石畳の道は八ヶ岳や大台ケ原の苔の森に並ぶほど素晴らしかった。
尼ヶ岳は伊賀富士とも呼ばれる円錐形の山。頂上からは青山高原の風車や伊賀市、高見山まで見えた。二ノ峰一ノ峰とピークを越える度に、誰が置いたのかトトロの描かれた小石が迎えてくれた。
登山の楽しみは達成感である。登りの苦しさに耐えて足を動かせば、やがて頂上に着く。頂上から見る景色、吹き渡る風、おいしいご飯が大きな喜びとなる。
コロナ禍のアウトドアブームに加え、にっぽん百低山というBSの番組もあり低山登山ブームが来ている。山で会えば初対面でも親しく話ができる。ただ、遭難のニュースも聞くので低山を見くびってはいけない。装備を整え、登山アプリも利用して安全登山を心掛けている。          (舞)

「アルコールインクアート」

「アルコールインクアート」

繊細さが魅力の「組子」

繊細さが魅力の「組子」

「からくり屏風」

「からくり屏風」

爽やかな秋の風が気持ちいい季節。秋空のもとで様々なワークショップやキッチンカーなどが集う「みんなのマルシェ」が11月23日(祝)10時~15時、県総合文化センター近くの「クレアシオンM」と隣接の「むらた表具店ギャラリー善」=津市一身田上津部田2129の3=を会場に開かれる。小雨決行。
ワークショップ(予約制)は
▼組子コースター(1対〈2個〉4000円・鍋しき3000円)=釘を使わずに木を幾何学的な文様に組み付ける組子は、細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施しカンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組付けする繊細な技術。格子状に組みつけた桟の中に「葉っぱ」と呼ばれる小さな木の部品を様々な形にはめ込むことで幾何学模様を表現する。伝統を継承する名師・指勘建具工芸・組子職人の黒田裕次さんが指導を担当。
▼アルコールインクアート(1000円)=紙の上にアルコールインクを垂らし、インクの広がりやにじみ、色の混ざり合いから偶然できる模様を楽しむアート。偶然に起こる色の広がりや混ざり合いで、幻想的で綺麗な色模様を楽しむことができる。臨床美術士の小柴博正さん。
▼からくり屏風(1500円)=日本の屏風特有の和紙でできた蝶つがいを用い、縦、横どちらにも開く仕組みを使った遊び道具。仕上げに金砂子細工(振金)を施して仕上げる。指導はむらた表具店の宮﨑祐史さん。
この他、雑貨・ブリザーブドフラワー、アレンジメントや天然石ハンドメイドアクセサリーの販売、リラックスや肩こりにも効果のあるアロマロールオン、弁当・米粉クッキー販売、クレアシオンM施術体験、九星気学占い。
屋外イベントでは、のだの親父マジック披露、日本ゴム射撃協会、白牛さんによる射的やごむ銃作り、ポリネシアンダンス披露。さらにキッチンカーも出店(佐世保バーガー、クレープ、たこ焼き、炙り干し芋、アイス)など、楽しいく盛り上がる一日となりそうだ。
問い合わせ・予約はむらた表具店☎059・261・9344へ。

23日(祝)、津リージョンプラザお城ホールで、性同一性障害と向き合った若者の姿を追ったドキュメンタリー映画「ぼくが性別『ゼロ』に戻るとき~空と木の実の9年間」が上映される。
主催は「津アイリス」=柏木はるみ代表=。同団体は平成元年より急速に変化する社会の問題をジェンダーの視点で取り上げ、性別や立場に関わらず、全ての人が自分らしく生きられる社会の実現を目指している。上映会はLGBTQへの理解を深める啓発を目的に行われる。
映画は、女性として生まれたが男性の心を持つ「性同一性障害」と診断を受けた小林空雅さんの9年間の変化と成長についてのドキュメンタリー。「映画で考える『自分らしく』生きるとは~Xジェンダーの世界」をテーマに、空雅さんの母の小林美由起さん、映画配給者の倉田剛さん、柏木さんの3人がアフタートークも行う。
第一部10時~12時半(9時半受付)。第二部13半~16時(13時受付)。 定員は400名。資料代500円。
参加希望者は、柏木さん☎090・2929・9669へ事前申込が必要。

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