協定書を手に久居LCの髙山会長(中央右)と森支部長(中央左)

 社会奉仕団体の「久居ライオンズクラブ」=以下LC(髙山拓未会長、会員45人)と(一社)三重県損害保険代理業協会津支部(森崇支部長、会員40人)が11月29日、同市桜橋の三重県赤十字血液センターで「献血推進連携協力に関する協定」を締結した。
 同センターによると、今年4月から10月の医療機関への血液の供給量は、昨年同月比より7916本増加し、10万2067本(200ml換算)だったが、同期間の献血量は848人少ない3万7360人で、供給量は増えているものの、献血は少なくなっている。
 今までも両団体は独自の献血推進活動に取り組んできたが、今回の締結を機に、ウィズコロナ時代における献血協力者の確保をより一層進めることにしたもの。久居LCが同協会に呼びかけして実現した。期間は来年1月10日から3月10日までの3カ月間。 
 挨拶に立った髙山会長(58)は、「献血は誰もができる社会貢献。もう一歩踏み込んで献血に協力できるよう力を合わせたい」、また、森支部長(52)は「1+1の関係でなく、二乗、三乗の活動になるよう推進していく」と話し、それぞれ協定書に署名・押印した。
 同協会の北岡伸之会長(56)は、「これを契機に献血への協力が増えるよう取り組む」と意欲を示した。
 期間中は、チラシの配布などを通じて献血を呼びかけるほか、2月14日に同センターで「バレンタイン献血キャンペーン」を実施する。

稲葉さん(左)と山口さん

 12月16日・17日、福岡県北九州市で行われる「第24回全日本ブロック選抜車いすバスケットボール選手権大会」に三重県身体障害者総合福祉センターを拠点に活動する「三重チャリオッツ」所属の山口幸伸さん(46)と稲葉潤一郎さん(55)が東海北陸選抜チームの一員として出場する。
 パラリンピックの種目にも採用されている競技で、競技用車いすは運動性を高めるために車輪にハの字状の角度がついており、座席などは選手のハンデに合わせて調整を施す。通常のバスケットボールと同じコート、ゴール、ボールを使用し、ルールもダブルドリブルがないことなどを除けばかなり近い。スピード感溢れる白熱のプレーが繰り広げられる。
 近年は新型コロナの感染拡大によって試合が無く、久方ぶりの大舞台に心を躍らせる二人。
 先天性の障害で両足を欠損している山口さんは競技歴30年で4度目の選抜。シュートが得意な攻撃の要。稲葉さんは36歳の時に交通事故で下半身不随となったが、間も無く競技に魅了された。12回目の選抜。センターとしてゴール下を支える。
 山口さんは「出場する以上は優勝」、稲葉さんは「久しぶりに強豪の選手とプレイするのも楽しみ」と熱く語る。二人の活躍とチームの躍進にも期待が集まる。

「しだれハナモモ」 宮木三郎さん撮影

 富士山のパワーを受け取って下さい!
 三重富嶽クラブ(宮木三郎会長)による「第9回富士山写真展」が12月16日㈮から18日㈰まで、津リージョンプラザ3階展示会場で開かれる。後援=津市・津ライオンズクラブ・中日新聞。入場無料。
 同クラブは雄大かつ優美な富士山に魅せられたメンバーで結成。展示会は10年前に第1回を開催。以来、毎年、季節により様々な表情を見せる富士山の写真を展示。観る人の心に残る感動を与えてきた。
 第9回となる今回で一つの区切りとし、最終回となる。各メンバーが全紙から全倍サイズまで自慢の作品計70点余を発表する。

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