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ヴォーカルアンサンブル《EST》による創立30周年記念コンサート「ねがい・こい・うた~」が10月23日㈰14時45分(開場14時15分)、三重県文化会館大ホールで開かれる。
《EST》は1992年、本格的な室内合唱を目的として結成。ルネサンス時代から現代までの世界中の音楽を演奏し定期コンサートや地方公演の他、海外団体などとのジョイントコンサートや教会コンサートを開催してきた。
今回の定期演奏会は、16世紀のフランドル、イタリア、イギリスの澄み渡るサウンドでスタートし、20世紀フランスの最先端の作曲家・ジョリヴェの作品に迫る。
〝歌は武器より強し〟で独立を勝ち取ったラトヴィアの民謡を素材とした作品群を経て、後半はジョリヴェの時代をフランスで勉強した三善晃の音楽、それを受け継いで今の合唱界を牽引する信長貴富、上田真樹の音楽で「ねがい・こい・うた」を歌い上げる。また最後は、ワンステージメンバーと共に愛と平和と歌声の溢れる世界をホールいっぱいに創り上げる。
指揮・向井正雄氏、ピアノ・中村文保さん。
チケットは前売一般1500円(当日2000円)、大学生1000円(同1500円)、高校生以下750円(同1000円)。未就学児は入場不可。県文チケットカウンター(受付10時~17時、☎059・233・1122)、エムズネットで取り扱い中。
2022年9月8日 AM 4:55
8月25日、津市桜橋の三重県社会福祉会館で県内を拠点に活動する女子サッカーチーム「三重FCくノ一」と男子サッカーチーム「ヴィアティン三重」が「三重の赤い羽根サポーター宣言式」に出席した。
社会福祉法人・三重県共同募金会が募金活動の推進を目的に県内のスポーツチームと昨年より連携しているもの。これまで、三重ホンダヒート(男子ラグビー)、三重バイオレットアイリス(女子ハンドボール)、鈴鹿ポイントゲッターズ(男子サッカー)、ランポーレ三重(男子バスケットボール)が宣言を行っている。
同日午前中に行われた三重FCくノ一の調印式には、同チームの柘植滿博社長と選手たちが出席。50年近くの歴史があり、なでしこリーグの1部にも参戦し、連覇をめざしている。柘植社長は「こうやってチームが頑張れるのは応援してくれる皆さまのご支援のおかげ。恩返しに何かできないかと考えていた」とサポーター宣言に至った経緯を説明。その後、サポーター宣言書に署名を行い、共同募金会の小笠原まき子会長に手渡した。
小笠原会長は募金額の減少など、共同募金を取り巻く状況を説明して「昨年度よりスポーツを持つ素晴らしさと共同募金の自分のまちをよくする仕組みが連携して取り組みを進めている」と同チームに改めて協力を求めた。
同チームキャプテンの作間琴莉さんは「試合会場での募金活動を行ったり、ファン感謝デーでも協力したいと思う」と語った。
午後からは「ヴィアティン三重」が同じくサポーター宣言を行った。
両チームは赤い羽根共同募金運動が始まる10月より、様々な取組を行っていく。
2022年9月8日 AM 4:55
津市中河原554にある真宗高田派・乙部山潮音寺で9月10日㈯、「秋の永代経法要」と「法話」がおこなわれる。
法要は13時から13時40分、その後、約10分の休憩をはさみ、13時50分から15時半まで、浄土真宗本願寺派・善照寺衆徒、新堀慈心さんの法話が開かれる。
ヨガインストラクターと看護師の資格を持つ慈心さんは、京都府城陽市にある(一財)本願寺ビハーラ福祉会が運営する「あそかビハーラ病院」に動務。同院ではビハーラ活動の理念に基づいて、ビハーラ僧(常駐僧侶)が常駐している。
ビハーラ僧の院内での活動の役割は、主にスピリチュアルな痛みに対するケアを担っている。
スピリチュアルな痛みとは、「なぜ自分だけが病気になったんだろうか」「何のために今まで生きてきたんだろうか」「死ぬのが怖い」「死んだらどうなるのか」「きっと自分は死んでも救われない」などの、病気によって生じる人間存在の危機から生じる苦悩を意味する。
ビハーラ僧はそのような気持ちを聴き、「いのち」を見つめなおす手伝いをしている。
慈心さんも看護職に務める中で浄上真宗の教えに出遇い、得度し僧侶となった。現在は、僧侶と看護師(主に緩和ケアに従事)としてあそか診療所、ビハーラ本願寺に勤務する。当日は、「苦が聞かせる言葉~安穏なれという願い」をテーマにスピリチュアルケアなどについて語る。事前申込不要。直接同寺へ。
問い合わせは潮音寺☎059・228・9090へ。
※同福祉会によると、ビハーラとは、古代インドのサンスクリット語で、「精舎・僧院」「身心の安らぎ・くつろぎ」「休息の場所」を意味する。
「精舎・僧院」というのは一般にいわれる「寺院」のことで、寺は「身心の安らぎの場所」を意味し、仏教の教えは、生・老・病・死の苦悩を課題とし、身心の安らぎをもたらすものだった。
聖徳太子が建立されたと伝えられる四天王寺には「四箇院」といって「敬田院」「施薬院」「療病院」「悲田院」が設立されており、仏教と医療や介護といった社会福祉は密接な関わりをもっている。
しかし、時代の流れの中で仏教と医療や介護といった社会福祉はそれぞれ専門分野化し、各分野の関わりが薄れており、特に仏教・僧侶の活動は葬儀が多くなり、仏教=死というイメージが強く、病院の中で僧侶の姿を見かけることはまずありえないというのが現在の状況。
2022年9月8日 AM 4:55