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我が家のパエリアはフライパンで作る。冷凍のシーフードとシーズニングスパイスを使えば簡単。そして最後に強火にしてお焦げを作る。香ばしい香りが立って美味しそうなパエリアになる。
お焦げと言えば、昔は嫁の食べ物だった。ガス炊飯器を使っていた我が家ではご飯を炊く度にお焦げができた。それを夫や義母の茶碗に入れることなどできないから、すべて私の茶碗に入れた。嫁の茶碗に。
でも、私はお焦げ大好きだったから、嫁として遠慮している、虐げられているという感じはしなかった。お焦げは嫁の責任と勝手に思っていて、その裏で美味しいものを独り占めしている気分。
この間、珍しく炊飯器のご飯が焦げた。そのお焦げを電子レンジでチンして私のおやつにと塩にぎりにしたら、美味しくて美味しくて昔のことを思い出した。
嫁の密かな楽しみだったことを夫に話したら、お焦げを作ってほしいと言ってきた。大事な息子さんからご主人となった人なのでお焦げの味を知らないだろう。明日はこんがり焦げたご飯を山盛りにして進ぜよう。 (舞)
2023年1月26日 AM 10:36
2月9日㈭と10日㈮10時~16時、津市久居東鷹跡町の津アルスプラザで、着物リフォーム水野=代表・水野照美さん=が、着物をリフォームして洋服などにした作品の展示即売会が開かれる。
以前は水野さんが自宅で「ギャラリー水野」を主宰。スタッフたちにも指導を行いながら毎年春と秋に展示即売会を行ってきた。しかし、コロナ禍によって集まることも難しくなり、展示会も中止に。ギャラリーは解散。今回は、新たな名義で、4年ぶりの開催となる。
今展では、水野さんの作品を中心に、スタッフたちが様々な着物をリメイクして作った洋服や小物、バッグの展示販売を行ったり、つるしびなを展示(販売は無し)。
中でも目玉は、水野さんの知人女性が7歳の時に仕立ててもらった着物をリフォームしたスカート。娘、孫と長い時を経て、受け継がれてきた着物にまた新たな命が吹き込まれている。
問い合わせは水野さん090・7023・8932へ。
2023年1月26日 AM 10:35
今年も、津市の平治煎餅本店で「福引せんべい」が販売されている。
毎年節分に津観音で行われていた『鬼押さえ節分会』は長らくコロナ禍で中止となっていたが今年は2月3日開催される(鬼押さえ儀式と福豆まきは13時~、14時半~、16時~の3回)。その土産として親しまれているのがこの煎餅。厄除けとしても重宝されており、昔は中勢地区の和菓子店で広く作られていた。生地の中心に干支、その周囲に「節分」「福引」「厄除」の焼印を押し、熟練の職人たちが手仕事で三角錐状に折り曲げ、中心の空洞に「えびす」や「大黒」などの縁起物を入れていく。通常の仕事の合間の限られた時間を使って一つひとつ仕上げていくので大量生産できない。
同店では「ぜひ節分会にも参加して頂き、少しでも多くの福を持って帰って頂けたら」と話す。全国発送も可能なので、離れた家族や知人へ贈るという人も増えているそうだ。
種類は、大6000円(完全予約制で予定数に達し次第売切れ)、中1500円、小850円、ミニ864円。全て税込。大門本店・江戸橋店で販売中。
問い合わせは大門本店059・225・3212。江戸橋店059・226・9968。
2023年1月26日 AM 10:28