2023年1月

 亀山市本町在住の野津ほのかさん(13才・市立亀山中学2年)が12月26日に広島県福山市のふくやま芸術文化ホールで開かれた「第16回べーテン音楽コンクール全国大会」のピアノ自由曲・中学生の部で見事、第1位に輝いた。
 ほのかさんは3才からピアノに親しみ、小学5年生までは地元亀山のピアノ教室で基礎を身につけ、以降はより高いレベルの演奏技術の習得を目指し、鈴鹿市、伊賀市、津市の指導者3名に師事。平日は自宅にあるグランドピアノで学校から帰ってから2時間半、週末は約8時間を費やし、熱心に練習に打ち込んできた。
 その甲斐あって上達のスピードも加速。めきめきと頭角を現し、同大会の地区予選、本選をクリアし、全国大会への切符を手にした。
 当日演奏したのは「巡礼の年 第2年 補遺『ヴェネツィアとナポリ』S162第3曲 タランテラ(リスト作)」。
 単独で演奏されることが多い作品で、技巧的なパッセージも目立つ。八分の六拍子の躍動的な舞曲で、激情的な部分に始まり、中間部は美しいカンツォーネとなる。
 穏やかであるが激情的な部分も含まれているため演奏も難しい。強烈な和音連打が続くなど、リストらしさがちりばめられた難曲であり名曲。
 ほのかさんは、この名曲を確実かつ情緒豊かな表現で披露。コンクールの審査基準で重視される「音楽性・表現力・音色の美しさ・音楽的な響き」を高いレベルでクリアしたことが今回の結果に繋がった。
 1月16日には亀山市役所を両親と共に訪れ、櫻井義之市長に受賞メダルと表彰状を披露し成果を報告した。
 将来の夢は「ピアノの指導者と演奏家になること」と話すほのかさん、次なる目標は、3月開催の「全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」と8月開催の(一社)全日本ピアノ指導者協会が主催する「ピティナ・ピアノコンペティション」の本選出場だ。

前回の様子

 津市美杉町奥津のJR名松線・伊勢奥津駅から徒歩1分、同線や地域の活性化に取り組む商工会女性会員有志が運営しているミニ道の駅「かわせみ庵」が2月19日㈰、オープン14周年記念の植樹祭を開催。当日の植樹ボランティアを募集中。共催=名松線を元気にする会。
 植樹祭は名松線乗客に楽しんでもらえる景観づくりを目的に全線復旧前から毎年行っている。
 ▼内容=9時にかわせみ庵集合。車で5分ほどの距離まで移動し、桜・くぬぎの幼木を植える。雨天決行、荒天中止。軍手・スコップ・唐鍬(とぐわ)を持っている人は持参を。
 名松線は松阪駅7時32分発・伊勢奥津駅8時59分着の列車に乗車を。車の場合は伊勢奥津駅前駐車場を利用可。
 問い合わせはかわせみ庵代表の中田さん090・4083・8550。

前葉泰幸津市長新春インタビュー。依然として収束しない新型コロナウイルスとの戦いは市政の重要課題だが、昨年は3年ぶりの津まつりが開催され、市内でロケをした映画も公開されるなど明るい兆しも少しずつ見え始めている。今号から2回にわたり市政の取り組みについて聴いた。        (聞き手・本紙報道部長・麻生純矢) 

─あけましておめでとうございます。近年の市政はコロナ対策が最重要課題で、現在も対策は続けられています。一方、昨年には3年ぶりに津まつりが開催され、多くの市民で賑わいました。「withコロナ」で前に進もうという明るい兆しも感じています。現在も予断を許さない状況ではありますが、昨年の明るい兆しも踏まえ、今年はどのような年になれば良いとお考えですか。
 市長 市民の皆さんに多くの制約があり、ほぼ3年の間、気を遣いながら感染対策に取り組んで頂きました。感染爆発が起こらないのは市民の皆様のご協力によるセルフコントロールが大きいと思っています。トータルの成果が今の状況。とはいえ、毎日数百人で推移しているので感染対策を緩めるわけにはいかない。ワクチン接種の4回目、5回目も昨年末には年内で済ませたい方も大変多くて集団接種の会場の予約のスピードが速くなったり、市内のクリニックの中でも年内は一杯で新年にという方も多かったようです。ワクチンについて色々なお考えもありますが、今できる対策の中で国として推奨しているものです。引き続きご検討頂きながら感染拡大防止にご協力頂きたい。
 経済や市民生活についてですが、市民生活に大きな影響を与えている物価高に対しては、全てとはいかないが丁寧にカバーできるように、まずは生活支援ということで18歳までの人に1万2000円を昨年夏以降に給付しました。経済においてもエネルギーの確保や高騰に対する支援を行っており、今後もきめ細かく生活や事業者支援が出来ればと考えています。
 活性化については感染対策をしながら、花火大会や津まつりを実施できました。節度ある楽しみ方をして頂いたおかげで成功できたため、今年もなるべく日常に近いようなことを考えていきたい。
 明るいニュースでは、一身田の専修寺でロケを行った映画「ザ・レジェンド&バタフライ」が今月27日に公開。同じく専修寺でロケを行った映画「わたしの幸せな結婚」も3月17日に公開されます。聖地巡礼と親鸞聖人誕生850年の催しもあるので多くの方々に津市に訪れて頂ければ。
 ─津まつりについては私自身も実行委員会でお手伝いをさせて頂いたのですが、市民の協力があれば苦しい状況の中でも色々なことができると実感した次第です。
 市長 事前には色々なご意見もありましたが、やってよかったという声をたくさん頂いています。形にしないとわからないと感じてました。
 ─人間が生きるためには衣食住に不自由しないだけでなく、楽しみがないと心の平静を保てないと改めて感じました。映画などを通じて津市に来て頂ける方も増えればなによりですね。
     (次号へ続く)

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