美味しい果物は数あるけれど、私が好きなのはみかん。リンゴや柿と違って皮を手で剥けるのが良い。ものぐさ者は包丁を持ち出すだけでも面倒なのだ。誰か剥いてくれる人がいたら問題ないけれど。
 冬はみかん。昔は毎日かなりの数を食べていた。手が黄色くなるぐらい。体重が何キロも増えるぐらい。近頃は少し自重している。いくら好きでもカロリー過多になってはいけない。
 でも、箱買いしたみかんが傷んできた。腐らせてはもったいない。ジュースにしようかジャムにしようか、冷凍みかんにしようか、それともがんばって食べるか。どうもがんばって食べることになりそうだ。
 二月になって八朔が出てきた。温州みかんに飽きた頃、八朔の適度な酸味甘味でさっぱりした味が美味しい。昨日は友達から文旦をもらった。上品な甘さの文旦は大きくて食べ出がある。わざわざ買ってまで食べようとは思わないけれど、もらえばうれしい。
 こんなにみかんが好きなので、庭にみかんのある暮らしがしたい。日当たりの良い庭に甘いみかんの木があれば幸せだろう。私が好きなのは小さくて薄い皮のみかん。
 でも私が育ててもきっと酸っぱいみかんしか生らないと思う。美味しいものを作るのは簡単ではない。素人が植えるならレモンか柚子か。その前に広い庭を手に入れないと。(舞)