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2023年2月
認定特定非営利活動法人「三重いのちの電話協会」が、『ボランティア電話相談員養成講座』の第14期生を募集中。
同協会では、自殺者が一人でも少なくなることを願い、75名のボランティア電話相談員が1日65名から名交替で毎日18時~23時までの5時間と、毎月10日朝8時~翌日8時まで自殺に繋がる悩みなどの相談に対応している。相談は深刻な内容が多いため増員を目指し講座を開講するもの。
◆受講資格=▼20歳以上、68歳までの人▼学歴・職業不問▼相談員に認定後、毎月3回以上(1回3時間程度)、電話相談を担当できる人
◆開講期間=令和5年5月~同6年8月までの月3回程度。講義は主に木曜19時~21時。実習・グループ研修は主に土曜14時~17時◆開講場所=津市内周辺の会場◆募集人員=30名◆受講料=▼申込手数料2千円▼第1課程3万円(一泊研修費・別途)▼第2課程2万円
◆募集期間=3月1日㈬~4月21日㈮。応募締切は4月21日㈮当日消印有効
申込方法など詳細は同協会事務局へ問い合わせを。〒514─8691、津中央郵便局私書箱25号。電話&FAX059・213・3975(平日月~金曜13時~16時)。
◆事前説明会=3月11日㈯14時~15時、アスト津4階研修室Aにて。気軽に参加してほしいという。
2023年2月23日 AM 4:55
2月6日に、伊勢市の神宮会館で開かれた第59回新春税務講演会=主催・三重県下税務連絡協議会=の会場において、「税に関する高校生の作文コンクール」で名古屋国税局長賞を受賞した髙田爽良さん(三重県立津商業高等学校1年)が、受賞作「『平等』のために」を朗読した。
国税庁は、次代を担う高校生が、学校教育の中で学習したことや自分自身の経験・体験などを通して、税について考えたことを作文の形で発表してもらい、それを機会に税に対する関心を深めてもらいたいとの趣旨で毎年「税に関する高校生の作文」を募集している。初回の昭和37年度から今年度で61回目になる伝統あるコンクール。
今回、名古屋国税局管内では131校(全国1424校)、応募作文数1万3749編(全国14万8050編)の応募があり、髙田さんは名古屋国税局長賞受賞者5名の中に選ばれた。三重県下の応募では唯一。
高田さんは、ジャンルを問わず本を読むことが好きで、作文も得意。中学3年生の時は(公財)三重こどもわかもの育成財団が主催する「中学生のメッセージ三重県大会」で優良賞を受賞している。作品のタイトルは「人間の基本ソフトウェア」。
今回の受賞作「『平等』のために」は、自身の体験を通じて税金が平等な国民生活の実現に役立っていることを実感したことから応募した。
以下、受賞作を紹介する。
◆名古屋国税局長賞◆
私は前から、よく考えてしまうことがある。それは、人々は生まれた時点で平等は確約されていないのではないか、ということである。まず性別、地域によって給料の異なるアルバイト、年齢による待遇の違いなどが平等に反していると感じるが、特に感じるのは生涯でかかる医療費の違いだ。
熱や風邪は別として、アレルギーや疾患を持つ人は持っていない人に比べて診察代や薬代による負担が当然大きくなる。これを感じるようになった理由として、私は喘息や皮フ炎で何年も通院をしていたことがある。ふと請求書を見たとき、診察代の高額さに驚いた。こんな額を毎週のように払わせてしまっているのか、という申し訳なく思う気持ちすら抱いた。だが、小学校高学年くらいのときに、医療費は保険、そして税金でまかなわれていることを知った。
私が暮らす津市では、子ども医療費助成制度という十五歳までの子どもを対象とした、医療費の助成がされる制度がある。市町村からの助成なので、もちろんこれは税金があってこそのものだ。税金について全く知識が無かった私はかなり衝撃を受けた。それと同時に、金銭面での負担は軽減されているんだ、と安堵した。冒頭でも話に上げたとおり、先天的に通院が必要になるペナルティを少しでも持つ人と、全く持たない人とでは、生涯で治療にかかるお金が大きく違うはずだ。それにより人生の豊かさが左右されてしまうことは、絶対にあってはならない。だから、この医療費の助成というのは、一見関係のないように見えて、実は「平等」を目指す大きな土台となっているように、私は感じたのである。
税金についての知識がまだまだ浅い私たち学生は、税金をマイナスに捉えてしまうことの方が圧倒的に多いと思う。ワンコインで買えていた駄菓子の値上がりも、何千人、何万人もの人が残念に思ったことだろうか。
まだ子どものうちは良いが、大人になったらたくさんの税金を納めることになる。そんな税金に嫌悪感を抱かずに、巡り巡って私たちに還元されていることを学び、気付くことが、これからの時代を担う私たちの使命である。
私が今、健康に暮らせているのは税金のおかげと言っても過言ではない。平等に近づくための、税金という土台が構えられているこの国、この市町村で生活できていることを幸せに、そして、誇りに思う。
2023年2月23日 AM 4:55
㈱岩出菌学研究所(隅谷利光・代表取締役。本社・津市末広町)が11日朝、同社敷地内で「第15回親子きのこ教室」を開き、16家族46名の親子がシイタケ栽培を体験した。新型コロナウイルス感染症の影響で休止していたため、今回が3年ぶりの開催となった。
子供達にきのこについて知ってもらおうと、この時期に毎年開いているもので、毎回、募集と同時に申し込みが殺到する人気企画だけあって今年も定員がすぐ満杯に。
はじめに、所長の多田有人さんが原木シイタケの管理方法等を説明。その後、用意されたコナラとクヌギの原木100本にシイタケ菌の繁殖した「種駒」を打ち込む作業に親子で協力して挑戦した。
良いシイタケが育つためには、深く打ち込み過ぎても、浅くてもダメとあって、子供達は金づちで一つひとつ慎重に取り組んでいた。
作業終了後は、参加家族に「シイタケ菌がまわった原木」が同社から記念品に配られ、参加親子にとっては冬の良い思い出となった。
2023年2月23日 AM 4:55