2023年3月

全国JOCジュニア五輪に参加する選手たち(左から奥田さん、別所さん、多氣勇心さんと蓮心さん、倉島さん)

 津アサヒスイミングスクールに通う小中学生の選手5名は、今月に東京都と千葉県で開かれる「第45回全国JOCジュニアオリンピック春季水泳大会」に出場する。
 3月27日~30日まで東京辰巳国際水泳場で行われる競泳部門には、女子13歳・14歳の部の100mと200mのバタフライ、50m自由形の奥田真由さん(13)、男子13歳・14歳の部の200m平泳ぎの別所煌太さん(14)が出場。3月25日に同競技場で行われる女子9~11歳の部の1m飛板飛込には倉島寿芽さん(10・三重ダイビングクラブ所属)が出場。
 3月26日~30日に、千葉県国際総合水泳場で行われる水球部門の小学生の部には、一昨年の同春季大会で全国優勝を果たした三重ウォーターポロスターズの一員として多氣勇心さん(12)と弟の蓮心さん(10)が出場。
 奥田さんは「100mバタフライで決勝進出」、別所さんは「自己ベストを更新したい」、倉島さんは「優勝をめざす!」、多氣さん兄弟は「優勝!」と、それぞれが意気込みや目標を語る。

 

苗を植える参加者

3月12日、過疎化が進む中山間地域の活性化を目指す「みつまたプロジェクト」の第一歩となるミツマタの苗の地植えが行われた。
 地域内外から有志が集まり、三重県内唯一の和紙メーカーである大豐和紙工業と協力し、耕作放棄地に和紙原料となる植物のミツマタを栽培し、地域産業化を目指すもの。
 早朝、かわせみ庵で、美杉町以外からも広く集まった約20名を前に中田かほる同プロジェクト代表は「地域活性化の一助になれば」と挨拶。参加者たちは近くの中田さん所有の農地にミツマタの苗約100本を植えた。その後、かわせみ庵に戻り、新芽のついた枝を使った挿し木による苗のつくり方などを学んだ。参加者は挿し木を持ち帰り、来年に家庭で育てた苗の地植えを行う。
 今後、試行錯誤を繰り返しながら作付面積を増やし、5年後に和紙の製造をすることを目標としている。

お彼岸はお墓参り。婚家のお墓には夫の父母や祖父母が眠っている。実家のお墓には私の父母や祖父母が眠っている。どちらも大事なご先祖様。誰かがいなければ、私は私の子どもたちに出会えなかった。
 そして、ご先祖様は他にもいる。ファミリーヒストリーという番組を見ると、りっぱな人がぞろぞろ出てくるが、私だって十代もさかのぼれば千人を超えるご先祖様がいる。一人二人はりっぱな人もいるだろう。
 もっとさかのぼればもっとご先祖様がいる。そのご先祖様が戦国時代の戦いにも死なず、度重なる飢饉にも耐えて命をつないでくれたから私がいる。
 この地は都から伊勢への通り道、都人の落としだねの可能性だってある。 在原業平が私のご先祖様かもしれない。遊び女の可能性だってあるけれど。
 もしかしたら、片田の古墳に眠る豪族がご先祖様かもしれない。伊勢平野は古くから稲作が行なわれていたそうだ。ご先祖様は弥生時代からここに住み着いていたかも。
 その前はどこだろう。東南アジアから舟に乗ってやってきたのだろうか。北東アジアだろうか。そしてその前は、モンゴルか中東か。そもそも人類はアフリカで誕生したそうだし。
 その歴史のどこが欠けても私は存在しない。私の子も存在しない。存在自体が奇跡だ。ご先祖様にありがとうと言いたい。         (舞)

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