大分県国東市在住の仏画師でイラストレーターの小粥さんの個展「小粥展」が、12月8日㈮~10日㈰、津市中河原554の真宗高田派乙部山潮音寺本堂で開かれる。10時~16時(10日は15時)。
 小粥さんは1985年生まれ。学生時代は彫塑専攻。2014年、ネパール放浪中にチベット仏画に心を奪われ、以来渡航を繰り返しながら現地の絵師に師事。壁画や創作曼荼羅など、大小問わず型にとらわれない作風と複数のタッチを持つ。2019年、悪性リンパ腫と診断され長期療養に入るも現在は寛解。神仏どちらも拝む。
 昨年、京都市にある世界遺産総本山仁和寺・国名勝仁和寺御所庭園白書院で個展が開かれ好評を博した。代表作の「観音菩薩像」は潮音寺が所蔵している。
 今回は、新作の「大勢至菩薩像」が潮音寺所蔵となったことから本堂での個展開催に至った。
 潮音寺の本尊「阿弥陀如来」はもともと長野善光寺の秘仏「善光寺式阿弥陀三尊」だった。本来ならば向かって右に観音菩薩、左に大勢至菩薩の脇侍を伴っていたと考えられているが、現在は中央の阿弥陀如来のみ伝わっている。
 第18世住職の村上英俊さんは、「昨年は小粥さんの『観音菩薩像』をお迎えいたしましたが、このたび新作の大勢至菩薩像をお迎えすることとなり、おそらく数百年ぶりに『善光寺式阿弥陀三尊』となります。期間中はご本人もおみえです。特別ご朱印も企画しておりますので、どうぞ皆さま、お誘いあわせのうえお越しください」と話している。 
 問い合わせは潮音寺☎059・228・9090へ。