奉納する電動車椅子の試走で宇治橋を渡る様子

 2日、「国際ソロプチミスト三重」=阿部奈々会長=は、伊勢神宮に電動車椅子5台を献納した。
 国際ソロプチミストは世界の約130カ国で展開する女性の奉仕団体。国際ソロプチミスト三重でも、社会で活躍する女性や団体、経済的に恵まれない中で学業に打ち込む女性や外国人留学生への支援などを行っている。
 今回は同団体の認証45周年を記念に献納。これまで伊勢神宮への電動車椅子の献納は30周年に7台、35周年3台、40周年5台で今回のものを合わせると計20台になる。車椅子は内宮と外宮で希望する参拝者に貸し出されている。
 伊勢神宮内宮の宇治橋前に集合した会員15名は車椅子の試走を行いながら、神楽殿前まで移動。献納する車椅子と共に祈祷を受けた。
 阿部会長は「高齢者など、車いすが必要な方の参拝に役立てば」と話した。