大きな節目を祝す卒業生たち

10月21日、津市羽所町のホテルグリーンパーク津で学校法人・高田学苑の高田中学校・高校(6年制)の創立60周年記念同窓会が開かれた。
 同校は、真宗高田派による学校で、仏教を基とした教育で豊かな人間性を育みつつ、政財界など様々な分野で活躍する優秀な人材を多数輩出している。
 卒業生ら230名が出席。卒業生の一見勝之三重県知事、竹上真人松阪市長が挨拶を行い、大きな節目を祝福した。
 出席した卒業生たちは、学生時代や近況といった話に花を咲かせながら、世代を超えたつながりを深め、親睦を深めていた。

海響監督

 今日23日、三重県総合文化センター男女共同参画棟2階 セミナー室Aにて、米国のハリウッドで開催された「第18回ロサンゼルス日本映画祭」で「ベストアウェークン賞」を受賞した映画監督・海響さん(度会町)による受賞記念上映会が開かれる。
 受賞作は2021年制作の「愛の地球へⅡ」。海響さん自らが小笠原諸島や奄美大島の海でダイビングをしながら、イルカやクジラの泳ぐ姿を捉えたドキュメンタリー映画。
 神秘的なイルカやクジラの鳴き声と水晶製の打楽器クリスタルボウルの奏者でもある海響さんが奏でる音楽が織りなす癒しを得られる作品。
 海響さんは「三重県に住みながらでも、映画をつくれることを知って頂きたい。映画を通じて日本の美しさも知ってほしい」と話す。
 上映会は、前作「愛の地球」が10時半~、受賞作が13時~。それぞれ2200円。15時~は伊勢人力車光勢屋創業者の前田光明氏とのスペシャルトークショー〜自分の可能性の開き方〜。4000円。クリスタルボウルの演奏もあり。

 

檀家や僧侶と練り歩く覚誉裕文上人(中央)

4日、津市本町の浄土宗の岩田山浄安寺で、第30世覚誉裕文上人の晋山式が挙行された。
 同寺は永禄3年(1560)に創建。慶長13年(1608)年に入府した津藩祖・藤堂高虎公と3世が問答を行うなど、古くから津の人々の信仰を集めてきた。
 2019年に先代の父が逝去し、30世覚誉裕文上人こと片岡裕文さんが住職を引き継いでいたが、コロナ禍によって晋山式を延期していた。晴天に恵まれたこの日は、僧侶や檀家、稚児行列など、合わせて約120人が参列。きらびやかな水冠や袈裟などの法衣をまとった片岡さんらは寺の付近1㎞程を練り歩き、本堂に入って儀式を執り行った。
 無事に4年越しの晋山式を終えた片岡さんは「より一層身を引き締めて、檀家の皆様のために務めていきたい」と長い歴史を持つ寺を受け継ぐ意気込みを語った。

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