
4日、津市本町の浄土宗の岩田山浄安寺で、第30世覚誉裕文上人の晋山式が挙行された。
同寺は永禄3年(1560)に創建。慶長13年(1608)年に入府した津藩祖・藤堂高虎公と3世が問答を行うなど、古くから津の人々の信仰を集めてきた。
2019年に先代の父が逝去し、30世覚誉裕文上人こと片岡裕文さんが住職を引き継いでいたが、コロナ禍によって晋山式を延期していた。晴天に恵まれたこの日は、僧侶や檀家、稚児行列など、合わせて約120人が参列。きらびやかな水冠や袈裟などの法衣をまとった片岡さんらは寺の付近1㎞程を練り歩き、本堂に入って儀式を執り行った。
無事に4年越しの晋山式を終えた片岡さんは「より一層身を引き締めて、檀家の皆様のために務めていきたい」と長い歴史を持つ寺を受け継ぐ意気込みを語った。
2023年12月6日 AM 9:08
まな板の上の水菜を切りながら思い出した。関東出身の息子のお嫁さんに「水菜とお揚げさんの炊いたん」の小鉢を出した時のこと。「タイタン!」と反応したので、「アニメのキャラか土星の衛星みたいやなあ」と返して笑った。
私は煮物を「炊いたん」と言うことがある。肉じゃがは「肉じゃが」と言うが、里芋は「里芋の炊いたん」、豆は「お豆さんの炊いたん」と京都のおばんざい風の表現をする。
三重弁には京都言葉が入っているように思う。「言わへん」「そや」と使っているけれど、こういうのは京都風らしい。大阪では「言えへん」「せや」と言うみたい。きっと東海道の鈴鹿峠を越えて京都からの旅人が伝えた表現だろう。
三重県はいくつもの峠で関西とつながっている。渡るに渡れない木曾三川や伊勢湾がある東側より、西側との交流が多かったと思う。だから言葉も生活習慣も関西風。三重弁も関西弁に分類されるだろう。
私は方言を気にしたことがない。どこにいても普通にしゃべっている。三重弁は温かくて好きだ。「ささって」だの「とごる」だの「つんどる」だの、他の地域では通じない言葉もあるだろうが、それも話題の一つになる。
きょうの水菜も「水菜とお揚げさんの炊いたん」になった。「水菜と油揚げの煮物」より美味しそうに聞こえると思う。 (舞)
2023年12月6日 AM 8:54

10月29日、三重県文化会館中ホールで、津まつりでもお馴染みの創作和太鼓チーム「津・高虎太鼓」の50周年記念演奏会「邂逅」が開かれ、660名の聴衆が集まった。
同チームは、73年に津青年会議所の20周年記念事業として発足。故・金子圭佑さんが音楽監督に就任すると少年隊を結成音楽としての太鼓を追求。金子さんの急逝後も思いは受け継がれ、津市の郷土芸能の一翼を担うチームとして市民にも広く親しまれている。現在は小学生から70代まで150名が所属。
創成期からチームを支え続けている会長の中田正己さんは「古い曲、新しい曲との出会い、今までの歩みを味わって頂けたら」と挨拶。金子さんの妻で顧問の勝子さんも東京から駆け付け、大きな節目を祝した。
演奏会では、トップチームのハイレベルな演奏や、未来を担う少年隊の演奏など、新旧を交えた多彩な楽曲が披露され、聴衆を魅了した。
金子さんが設立に関わった兄弟チーム「三重フィルハーモニー交響楽団」との協演、ルーツである「津青年会議所高虎太鼓」、女性チーム「津・高虎太鼓華乃津会」も素晴らしい演奏を披露し、会場を沸かせた。
2023年11月9日 AM 9:30