シイタケの菌打ちを体験する参加親子

 ㈱岩出菌学研究所(隅谷利光・代表取締役。本社・津市末広町)が10日朝、同社敷地内で「第16回親子きのこ教室」を開き、20家族65名(大人34名、子供31名)の親子がシイタケの栽培を体験した。
 シイタケがちょっと苦手な子供達も少なくないが、食べると美味しい原木シイタケできのこ食と生物(菌類)に興味を持ち、木から生えるシイタケを見て好奇心を育んでもらおうと毎年この時期に開いているもの。『食育』にも役立てられると毎回、募集と同時に申し込みが殺到する人気。
 はじめに、所長の多田有人さんが原木シイタケの管理方法等を説明。その後、用意されたコナラとクヌギの原木100本にシイタケ菌の繁殖した「種駒」を打ち込む作業に親子で協力して挑戦した。
 良いシイタケが育つためには、深く打ち込み過ぎても、浅くてもダメとあって、子供達は金づちで一つひとつ慎重に取り組んでいた。
 作業終了後は、参加家族に「シイタケ菌がまわった原木」が同社から記念品に配られ、参加親子にとっては冬の良い思い出となった。

紀和のクマノザクラ

(公社)三重県緑化推進協会は、3月17日㈰(雨天決行)に行う「紀和のクマノザクラ観察会」への参加者を募集中。
 野生種のサクラとしては約100年ぶりに発見されたクマノザクラを広く県民に知ってもらうのが目的。
 津駅東口から貸切バスで8時半に出発。熊野市紀和町に移動し、紀和町の「瀞流荘」で昼食をとりながらクマノザクラを発見者の勝木博士から発見の経緯やクマノザクラの特徴、苗木の育成などに関する話を聞く。
 その後は、バスで同町内のクマノザクラを樹木医と巡る。津駅前に17時半頃に帰着する。
 募集人員は36名(はがき1枚の申込者につき2シート)。
 参加料は無料だが「瀞流荘」の弁当1000円(税込、参加者負担)の購入が必要。 申し込み方法は、2月29日㈭(当日消印有効)までに往復はがき(返信先記載)に、住所、氏名、年齢、連絡先(電話番号・携帯電話)を記入して、宛先には「三重県緑化推進協会クマノザクラ観察会係」と記入。応募多数の場合は抽選。はがき1枚で2名まで。ひとり1枚限り。応募資格は県内在住の18歳以上。申込者以外の乗車や当日の参加者変更は不可。
 申し込み・問い合わせ先は、〒514の0003、津市桜橋1丁目104番地、「三重県緑化推進協会」☎059・224・9100。FAX059・224・9118。当日の連絡先は090・2619・6039。