荒井眞道尼(中央)が率いる一絃琴正流・清壽会の演奏で唄う参加者たち

4月14日、津城復元の会は、津リージョンプラザお城ホールで「津城復元第8回資金造成チャリティーコンサート」を開いた。後援=(一社)津市観光協会、津観光ガイドネット。
 コンサートの収益金は津市のふるさと納税制度の津かがやき寄附を活用して、津城の復元資金として積み立てられる。3部構成。
 冒頭、津城復元の会の西田久光会長は「昨年度から津市が津城跡の整備に向けて具体的に動き始め、私達はこの令和6年度を復元元年と位置づけている。目指すは2030年の津藩祖・藤堂高虎公が亡くなって400年。高虎公が津城の顔として建てた北側を復元したい」と実現に向けて更なる協力を呼び掛けた。
 第1部は、マンハイム・カルテット。オーケストラなどで活躍しているフルート岡本有希さん、ヴァイオリン中村葉子さん、ヴィオラ足立順子さん、チェロ中野雅敏さんらが2018年に結成した四重奏団。ニューシネマパラダイス「愛のテーマ」やリベルタンゴ、スウィングジャズメドレーなど多彩な楽曲を演奏し、聴衆を魅了した。
 第2部は、津城復元の会役員で城郭に詳しく、安濃津ガイド会のボランティア・ガイドとしても活躍している深見和正氏が「津城の歴史と復元募金活動」と題して講演。津藩祖・藤堂高虎公の居城である津城の歴史や構造の特色、本丸北面の復元を第一目標に募金活動に取り組んでいることなどを紹介した。
 第3部は、津市分部の本願寺住職・荒井眞道尼が率いる一絃琴正流・清壽会が「そして、楽しく」をテーマに演奏。カーネギー・ホールでの演奏経験もある名手の荒井さんは今回で演奏活動を一区切りにすると語り、尺八、ギター、太鼓、唄と共に聴衆を幽玄の世界へと誘った。最後は会場全員による「川の流れのように」でフィナーレを迎えた。
 この日集まったコンサートの収益金と会場募金などは計約62万円。今月14日に前葉泰幸市長の元へ届けられる予定。「津城跡の整備」へ集まった寄附の総額は2月末現在で延べ約3万3000人、約7500万円。