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6月6日、津市羽所町のアスト津アストホールで、「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」=小林長久会長=の令和6年度総会が行われた。
同会は環境問題との調和を図ったエネルギーの確保等による脱炭素社会の実現に向け、世界のエネルギー事情、エネルギーの安全保障上の課題、エネルギーの安定確保に向けたベストミックスなどへの正しい理解を広げ、県民生活の向上に資することを目的に活動している。
総会では令和6年度の事業報告案と収支決算案、令和7年度の事業計画案と収支予算案、声明書案などが審議され、全会一致で承認された。
更に新会長に四日市商工会議所会頭の小川謙氏が選出された。小川新会長は「エネルギーは国民生活や経済を支える根幹。エネルギー問題について県民と共に考え、行動に移していくことは重要と考える。会の理念であるエネルギーや環境問題を自分の問題として考えて行動していくための事業活動が展開できるよう努力していく」とあいさつした。
採択された声明書では、エネルギー資源のほとんどを海外に依存し、自然エネルギーの活用も諸外国と異なる点など、我が国のエネルギーの脆弱性や、収束の見えないロシアによるウクライナ侵攻や中東地域の武力衝突によって我が国のエネルギー安全保障が脅かされていることや新興国の発展に伴うエネルギー資源の獲得競争が与える影響などを踏まえた上で、エネルギーの安定確保と脱炭素社会を目指すために、原子力発電の安全を確保した上での早期再稼働と多様なエネルギーの特性を生かして組み合わせる「最適なエネルギーミックス」の実現などを訴えた。更に三重県、三重県議会と、経済産業省中部経済産業局への要望事項も提出された。
2024年6月27日 AM 4:55
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