百五銀行歴史資料館で説明を受ける会員ら

 2日、津市丸之内の百五銀行本部棟内の歴史資料館で「藤堂藩をしのぶ会」=駒田真美子会長=が「津の近代史から見る藤堂藩の足跡」をテーマにした例会を開いた。
 同会は津藩祖・藤堂高虎公の顕彰団体で、毎月高虎公の月命日に当たる5日に歴代津藩主と久居藩主の墓がある寒松院の清掃を行っている。今回は会員を対象とした例会で、会員やその子供、他の顕彰団体やガイド団体の会員ら25名が参加した。
 資料館で参加者は、地域経済を支える百五銀行のルーツである第百五国立銀行は明治11年(1878)、津藩の城代家老で初代と第3代頭取を務めた藤堂高泰ら武士が出資をして設立された経緯から、藤堂藩と深い関係にあることなどを学んだ。江戸時代の両替商が使った道具や様々な時代の小判など、貴重な展示物も鑑賞していた。