鍛え上げた素晴らしい肉体を披露する榊原貴裕さん(56)=津市一志町八太=は、8月12日に名古屋市公会堂で行われた「第54回東海マスターズ男子ボディビル選手権大会」のマスターズ50歳以上の部で見事優勝した。
 高校時代はレスリングに打ち込んでいた榊原さんだが卒業後、たまたま見かけたアーノルド・シュワルツェネッガーに憧れて、ボディビルの世界に足を踏み入れた。それ以来、長らく旧津市体育館を拠点に独学で競技に打ち込み、10代から40代の各年代で、三重県と東海地区の大会での優勝を果たすという快挙を達成してきた。
 同体育館が取り壊された現在は自宅を改装したジムにトレーニング機器を取り揃え、仲間たちと共に立ち上げた「一志ボディビル同好会」で指導をしながら、鍛錬を重ねている。
 榊原さんは昨年にも今回優勝した大会に出場したが、惜しくも4位という結果に終わった。その悔しさをバネにトレーニングと減量に取り組み、自慢の背中を始め、昨年を凌ぐキレのある肉体をつくりあげて、大会に臨んだ。
 同じ部門には11名が出場し、6名で争った決勝で見事最後までステージに残り優勝を果たした。50代前半のライバルたちを抑えて、50代後半の優勝は榊原さんにとって格別なものになった。
 自分に合ったトレーニングと健康的な身体づくりを信条とする榊原さんは「60代以上でも優勝して、全ての年代の優勝をコンプリートすることが目標」と力強く語る。

 

表彰状を掲げる河芸ライオンズクラブの後藤会長

三重県と日本赤十字社三重県支部・三重県赤十字血液センターは8月16日、三重県総合文化センター小ホールで「令和6年度・三重県献血功労者表彰式」を開いた。
 献血運動推進について著しく功績のあった人や血液の確保について多大な貢献のあった人を表彰することで、その功績や貢献に感謝を示し、献血思想の普及と献血意欲の高揚を図ることが目的。 津商工会議所青年部元気玉太鼓の威勢の良い演奏で開式。厚生労働大臣表彰は「河芸ライオンズクラブ」と「津安芸農業協同組合」の2団体を、厚生労働大臣感謝状として「特定医療法人暲純会・武内病院」ほか1団体にそれぞれ表彰状と感謝状を伝達した。
 このほか、三重県知事感謝状を10団体、個人112名、日本赤十字社社長感謝状を3団体、日本赤十字社金色有功章を2団体、個人110名、日本赤十字社銀色有功章を2団体、個人165名、日本赤十字社三重県支部・支部長感謝状(金枠)を3団体、同(銀枠)を5団体に贈った。
 厚生労働大臣表彰を受賞した河芸ライオンズクラブは、献眼、献血、献腎、骨髄バンクへの協力の四献運動、青少年への薬物乱用防止運動に力を入れているのが評価された。同クラブの後藤昭久会長は「受賞は名誉なこと。今後も活動を続けて社会に貢献したい」と話した。

 三重を刺激する大人のローカル誌「NAGI」(月兎舎)の秋号の特集は「マニアックな三重旅」。
 伊勢神宮、なばなの里、鈴鹿サーキット、忍者屋敷など、全国に誇る三重県の観光スポットは数あれど、地元で暮らす人たちは「もっと隠れた名所があるんだけど」という思いを抱きがち。そこで創刊以来、普段見過ごされている三重の資源に光を当てたNAGIならではのマニアックな視点から県内各地を巡るプチ旅行を提案。内容は、伊勢市駅や宇治山田駅周辺から宮川にかけて13社も存在する「山田のお稲荷さん巡り」=伊勢市=、石と煉瓦でつくられた見事な架道橋や橋梁が堪能できる「鉄道遺産と加太越奈良道を尋ねる」=亀山市=、本紙のエリアである津市は「県都の文具店めぐり」として、多種多様なペンが並び立つペンウォールが印象的なミフジ=東丸之内=、世界の紙を取り扱う村田紙店=中央=、高級筆記用具を取り揃えた銀河堂Z=大門=が登場。そのほか、計9カ所を紹介。「伊勢本街道を歩く」では、奈良県の曽爾村から美杉町多気の様子を綴っている。終刊の100号まであと2号となった。
 B5判、104頁。税込720円で県内の書店、道の駅、一部スーパーなどで販売。
 問い合わせは月兎舎☎0596・35・0556へ。

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