みさと化石の会(事務局=津市美里町家所)は、10月20日㈰13時30分~15時、三重県総合博物館(МieМu)レクチャールームで、アンモナイト化石の謎に迫る講演会を開く。
 アンモナイトは、どのように化石として残るのか分かっていない。今回の講演会では、そもそもなぜ遺骸が海底に沈んだのかという初歩的な疑問に立ち返る。
 講師は、化石研究において世界をリードする九州大学名誉教授の前田晴良さん。前田さんは東京大学理学部理学研究科卒業、同大大学院理学系研究科修士課程修了。京都大学大学院理学研究科准教授を経て、平成24年~令和6年3月まで九州大学総合研究博物館の教授を務める。同会との関わりは今回が初。
 前日の10月19日㈯9時30分~15時には、津市美里町南長野の長野川で、化石採取会と研修を行う。8月25日にも同内容で開催し、県外在住者を含む40名が参加。東海化石研究会の蜂矢喜一郎会長を招き、当日採取した化石に自分で名前を付けるなどし、好評だったという。今回は、前田名誉教授も参加予定。
 19日の採取会のみ保険加入のため電話での事前申込が必要。10月18日㈮締切。集合場所は美里支所前。雨天中止。
 問い合わせは、みさと化石の会事務局の杉平さん☎090・3308・7175へ。

うたからの会は10月7日㈪14時から(受付13時半から)、津市久居アルスプラザアートスペースで第45回「うたからイン三重」を開く。
 「うたから」は伴奏にカラオケを使用し、歌詞は正面のスクリーンに映しだされる。カラオケボックスと違い、歌のリーダーが進行して参加者全員で声を合わせて懐かしの昭和歌謡を歌う。気軽に歌えると好評で、毎回、初めて参加する人も多い。16時終了予定。
 予定曲は、太陽がくれた季節(青い三角定規)、よろしく哀愁(郷ひろみ)、星影のワルツ(千昌夫)、北酒場(細川たかし)など。 
 会費は一人1000円。事前予約不要。水分補給は各自で。ユーチューブ「うたから三重」で動画を観ることができる。問い合わせは橋詰さん☎090・2948・7021へ。

 衣料品を中心に津市内3店舗のほか亀山市、伊賀市、松阪市、志摩市に店舗展開する株式会社綿清商店は、8月29日、わたせい久居店(津市久居中町)に障害者施設を招き、貸し切りでゆったりと買い物できる場を提供した。この取り組みは今年8月に2周年を迎え、35回目の開催。過去には、高齢者・障害者施設の600名を超える利用者が参加。他にはない「ショッピングリハビリ」として、自立した日常生活を元気に送ることを支援する。
 この日は、職業訓練として、マスクや靴下などの商品への値札付け業務を委託している3施設を招待していたが、台風10号接近に伴い、津市久居稲葉町の稲初クラブの24名のみ訪れた。
 稲初クラブを利用する荒田晴紀さんは「イベントに参加したのは初めて。私たちが値段シールを貼った商品が陳列されているのを見て、モチベーションが上がった。また、スタッフの皆さんからの感謝の気持ちが伝わり、わたせいの一員となって役立っていることを実感できて嬉しかった。来て良かった」と笑顔。
 同社代表取締役社長の曽我江里子さんは「以前から、利用者さんのリクエストを受けて、施設の方が代理で買い物にお越しいただくことが多々あった。しかし、購入いただいた商品と利用者さんがほしかったものがマッチしなくて困っているという声が届き、貸切でのお買い物サービスを企画するに至った。2周年を迎えた今回は、弊社各店から店長クラスを召集し、普段から業務を手伝っていただいている施設の皆さんへ、直接感謝を伝えられる機会とした。日頃、一生懸命仕事に取り組んでいる姿が私たちスタッフの励みになっている」とエールを贈った。
 また、体験格差を解消するため、人気キッチンカーによるクレープやモンブランのソフトクリームが振る舞われ、参加者は買い物とともにグルメも楽しんだ。

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