津のまちと馬術への深い愛

前回の岩脇圭一さんからの紹介で㈱ライフプラン=津市上浜町=の坂野誠さんを紹介。
 国道23号沿いに店舗を構える同社は、土地の売買・賃貸物件の仲介・物件管理・リフォームなど、総合不動産を手掛けている。
 生まれ育った津市に対する強い愛情を持っている坂野さん。仕事を通じて、人口減少によって増え続ける空き家や、空き室の利活用にも力を入れている。また、津まつり実行委員会や商工会議所など様々な団体の活動にも取り組み、地域を盛り上げるために尽力している。「もっと津へ人を呼ぶ取り組みをしないと、どんどん人が減っていってしまう。人口減少を食い止めるために、住み易いだけでなく、面白い街だなと知って頂きたいです」と語る。
 また、坂野さんは高校から馬術を始め、大学時代には中国内モンゴルで行われた国際大会で優勝した経験もある。その際には、パリ五輪で銅メダルを獲得した大岩義明選手とチームを組んでいたそう。現在、競技からは身を引いているが、母校である高田高校馬術部の外部コーチとして、ほぼ毎日早朝より後輩の指導に当たっている。不動産の仕事に就いたのも、いつか自分の馬を育てる場所を探したいと思ったためだとか。
 「馬術はオリンピックの競技の中でも唯一男女の区別をしないスポーツ。老若男女問わず、楽しめるのが魅力です。始め難いというイメージを持つ人も多いですが、そんなことはないので、もっと多くの方々に経験してほしいです」と笑う。
 次回はソレイユカフェの駒田真美子さん。