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津市垂水の公益財団法人石水博物館は、1月19日まで、企画展「津藩校有造館と齋藤拙堂」を開いている。10代津藩主の藤堂高兌が文政3年(1820)に創設した学校である有造館と、3代督学の齋藤拙堂に焦点を当てる。拙堂の子孫である齋藤家からの資料寄贈を記念した展覧会で、有造館を取り上げた初めての企画。
有造館は、印刷技術の高さが評判を呼び、宋代の歴史書『資治通鑑(しじつがん)』294巻を完成させ、出版。中国にも輸出され、この功績等により「天下の文藩」と讃えられた。
「津は何もないと言われますが、日本のみならず中国にまで名を轟かせた学者や書物があったという歴史があります。王道の学問である漢学を中心に、当時ここまで学問文化が花開いた地は他にありません」と、学芸員の桐田貴史さん。
桐田さんによるギャラリートークは、15日、1月11日、19日、各日14時〜。申込不要(当日の入館料は必要)。
また、国立アイヌ民族博物館主催の協働展示「三重から北海道へ─アイヌ文化と出会った人々」が、同館、松阪市の松浦武四郎記念館、鈴鹿市の大黒屋光太夫記念館で開かれている。同館では、北海道の名付け親、松浦武四郎の後援者であった豪商、川喜田石水が残した資料を展示する。1月19日まで。
入館料一般500円、学生300円、中学生以下無料。開館時間は、10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。29日〜1月3日、1月20日〜3月21日は冬期休館。問い合わせは、☎059・227・5677へ。
2024年12月12日 PM 4:48