石川会長(左)に食料品などを贈る松嶋さん

津市社会福祉協議会=石川博之会長=が、同社協久居支部=津市久居東鷹跡町=で、藤田医科大学七栗記念病院=津市大鳥町=の職員約470名から集められた食料品や生活用品を受け取った。
 同病院は、令和3年度から、8月と12月の年に2回、同会へ寄付を行っている。SDGsへの取り組みとして、できるところから地域貢献を始めようと、病院に届くお中元とお歳暮を寄付として活用したのがきっかけ。その後、職員の個人宅にある使わないものや、困っている人へ提供したい物品を集め、病院で取りまとめることに発展した。
 寄付品には、レトルト食品やお菓子、稲作をしている職員が生産したお米、タオルや洗剤、カイロなどの生活用品が贈られた。同病院を代表し寄付を行った看護部長の松嶋文子さんは、「総務課に寄付の窓口を作って、普段から物品を募っている。お菓子の詰め合わせが入ったサンタクロースのブーツは、この事業に賛同する従業員が、子供たちに少しでも笑顔になってもらいたいと用意した。物価高騰などで困っている全ての家庭に行き渡らせることは難しいけれど、その一助となれば」と話した。
 同病院は、津市河芸町影重に本部を置く社会福祉法人里山学院が運営する児童養護施設と乳児院にも、子供向けの食品や衣類を仕分けして寄付している。
 「企業の商品やまとめて購入されたものがほとんどで、従業員が普段から集めてくれて、このように多岐にわたる物品を寄付していただくのは他にない。病院に届いたギフト品を従業員で分けることなく、そのまま寄付していただける温かい気持ちを、必要としている世帯に届けたい」と石川会長。寄付品は、市内で子ども食堂を運営する団体や窓口を訪れる困窮世帯へ配られるほか、26日に津市社会福祉協議会が主催する子育て支援事業のクリスマス会でも活用されるという。