2024年12月

 1日、津市一志町波瀬の安楽寺で「伊勢の津七福神」の開創12周年記念法要が催された。
 伊勢の津七福神は、津市内の霊験あらたかな7寺社が宗教・宗派の垣根を超えて連携した霊場めぐりで平成24年に開創。各々を七福神の一柱に見立てており、技芸上達の弁才天霊場の円光寺=津市河芸町上野=、無病息災の福禄寿霊場・結城神社=津市藤方=、五穀豊穣の大黒天霊場・四天王寺=栄町、必勝祈願の毘沙門天霊場・津観音=大門、延命長寿の寿老神霊場・高山神社=丸之内、商売繁盛の恵比須天霊場・初馬寺=栄町、子孫繁栄の布袋尊霊場・安楽寺という構成。
 法要には約120名が参列。同寺の和田正道住職を導師に、各寺社の代表者が参列者の無病息災などを願った。
 伊勢の津七福神友の会の西田久光会長は「布袋尊のモデルは中国の実在の僧で街の中をニコニコしながら色々な方に笑顔と福を授けていた。皆で福を分かち合って良い世の中をつくっていくという気持ちで法要を楽しんでもらえたら嬉しい」と語り、和田住職は「伊勢の津七福神で、波瀬に足を運んでいただく機会も増えてありがたい。この霊場と共に津が発展することを願う」と挨拶。
 法要後には、三重県曹洞宗青年会が成道会法要を行い、同青年会有志による「鼓司」の和太鼓演奏や茶話会も催された。

 

展示会の様子

11月19日、鈴鹿市江島台のAGF鈴鹿体育館で介護に関する総合的な事業を展開する「㈱ライフ・テクノサービス」=津市中央=が、在宅高齢者向け福祉用具の小規模展示会と介護についてのセミナーを開催。
 三重県内9カ所に営業所を構える同社が、地域密着型の取り組みとして、各所で介護福祉の専門職や介護を学ぶ学生、介護の当事者などに向け、昨年から開催しているもの。
 会場には、工事不要で設置できる在宅高齢者向けの手すりや介護用の電動ベッドなどを展示。来場者は同社の福祉用具専門相談員やメーカーの担当者の説明を受けながら、商品に触れたり、使用しながら利便性や快適性を実感していた。
 また、セミナーでは、用途や場所に合わせた効果的な手すりの配置方法や、自宅での転倒事故は居室で最も起こりやすいことなどが語られた。

 

西岡さん(左)から目録を受け取る井村さん

5日、津市桜橋の三重県福祉会館で、生命保険協会三重県協会が、公益財団法人三重ボランティア基金へ寄付金10万円を贈った。
 寄付金は同協会加盟の19社21支社が夏の2か月間で、約3千人の従業員から募金で集めたもの。社会貢献活動の一環として平成12年から寄付を続けており、総額は今回を含め254万2千円。
 寄贈式では、同会会長で明治安田生命津支社長の西岡宏倫さんから、同基金理事長の井村正勝さんに目録が手渡された。井村理事長から感謝状を受け取った西岡会長は、「地域が元気になるお手伝いができれば」と寄付への思いを話した。寄付金は、ボランティア団体が行う地域福祉活動に役立てられる。
 また、26日㈭10時30分~16時、三重県総合文化センターで、同基金が初主催するチャリティーイベント「Meeちゃんまつり」が開かれる。知識の広場でのマルシェとバザーは入場無料。三重高校ダンス部や三重大学吹奏楽団などが出演する多目的ホールのステージ発表は、入場料大人500円、小学生以下300円。募金として助成支援に役立てられる。問い合わせは、☎059・227・9994へ。

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