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2024年12月
斎宮歴史博物館は、1月13日(月・祝)13時(開場12時)、三重県文化会館中ホールで、「平安時代ここだけの話─1000年を超える濡れ衣晴らします─」と題した講演会を開く。ゲストに招く歴史小説家の澤田瞳子さんと、今年度で同館学芸員を退任する榎村寛之さんとのトークライブも。開館35周年記念を締めくくるイベント。
▼澤田さん…京都府出身。同志社大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2010年、奈良時代が舞台の「孤鷹の天」でデビュー。「星落ちて、なお」で第165回直木賞を受賞。講演では、著書「泣くな道真 大宰府の詩」「吼えろ道真 大宰府の詩」で取り上げた、菅原道真を語る。
▼榎村さん…大阪府出身。1982年、大阪市立大学文学部卒業。関西大学大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学)。著書「斎宮─伊勢斎王たちの生きた古代史」など。源氏物語の六条御息所のモデルとされる斎宮女御について講演。
▼トークライブ…澤田さんと榎村さんが源氏物語について語り合う。
同館学芸普及課の船越重伸さんは、「講師のサイン入り著書が当たる抽選会もあり、当館イベントで榎村学芸員が登壇するのは、2月22日㈯斎宮学講座がラスト。この機会に、多くの方のご参加を」と呼び掛けた。
12月27日㈮までに、三重県電子申請・届け出システム、往復はがき、同館受付(9時30分~17時。月曜休館)のいずれかで申込が必要。定員先着900名。参加費無料。問い合わせは、斎宮歴史博物館☎0596・52・3800へ。
2024年12月12日 PM 4:48
14日㈯10時~15時、津センターパレス2階の津市中央公民館ホールで、三重郷土会の研究会が開かれる。同会は昭和22年から続く郷土三重について学習する会で、最も古い伝統を持つ。県の歴史・地理・考古・伝説・民俗・名勝・天然記念物等に関する調査・研究や、県内外の現地見学で見識を深めている。
午前の講演の講師は同会会員で元県史編集委員の飯田良一さん。演題は「公卿勅使の成立と展開」。一条天皇以降、11世紀には歴代天皇が派遣するようになった神宮への公卿の奉弊使(神前に捧げ物をもっていく使者)は、院政期になると急速に増加する。その院政期の公卿勅使の性格と儀式等について報告。午後の講演の講師は三重大学人文学部教授の塚本明さん。演題は「近世伊勢神宮領のケガレ意識と被差別民」。清浄さを重んじた近世の伊勢神宮領でも、様々な被差別民が活躍していた。神道のケガレ意識と差別について伊勢を舞台に考える。
参加費は同会の会員は無料。会員外は資料代500円。定員80名。
問い合わせは浅生悦生さん☎059・268・2671へ。
2024年12月12日 PM 4:46
第39回三重音楽祭が12月15日㈰14時から(開場13時15分)、三重県文化会館大ホールで開かれる。主催=同祭実行委員会。岡田文化財団助成事業。
楽曲は、アンダーソンのクリスマスフェスティバル、小田美樹「群青」(オーケストラ版)、ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調作品125「合唱つき」等。管弦楽は三重フィルハーモニー交響楽団、合唱は三重県合唱連盟。指揮は村上史昴氏。
全席指定。前売りS席2000円、A席1500円、B席(3階)1000円。当日は各300円増(前売り完売の場合は販売無し)。総文チケットカウンターなどで取り扱い。
問合わせ☎059・227・2860土井さん、059・230・2133森本さん。
2024年12月12日 PM 4:45