2024年12月

フォーラムの様子

 11月21日、津市一身田上津部田の三重県総合文化センター小ホールで、「認知症フォーラムinみえ」が催された。
 主催の三重県が(公社)認知症の人と家族の会三重県支部に委託して開催。
 今年1月に共生社会の実現を推進するため、認知症基本法が施行された。今後、各自治体がこの同法をベースにした計画を立てていく中で、日賞の当事者や家族の話を聞いたり、参画することが必要となる。このフォーラムは、同法がどのような法律であるのかを学び、認知症当事者や周囲の声を聞ける場として催された。
 福祉ジャーナリストで元NHKアナウンサーの町永俊雄さんの講演では、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法を知ろう」をテーマに、認知症の人が病院や施設を利用せざるを得ないという考えを改め、認知症になっても本人の意志が尊重され出来る限り住み慣れた地域の良い環境で暮らし続けることができる社会の実現を目指す同法の趣旨などを解説した。そのほか、認知症当事者の講演や認知症フレンドリー社会に向けた取り組みの紹介なども行われた。 

ガッツポーズを決める津商業高校バレー部女子部員たちと前葉市長

 2日、令和6年度三重県高等学校バレーボール選手権大会兼第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会三重県代表決定戦で優勝した津商業高校の女子バレー部員16名が、津市役所の前葉泰幸市長を訪問した。
 同校女子バレー部は、11月9日に三重交通Gスポーツの杜伊勢で行われた決勝戦で三重高校を下し、4年ぶり18回目の優勝。東京体育館で1月5日に開幕する「ジャパネット杯 春の高校バレー 第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」に駒を進める。12月1日に行われた抽選で、初優勝の石川県代表、日本航空高校石川と対戦することが決まった。
 主将の小林茉広さん(3年生)は、「平均163㎝と他のチームより身長が低いという弱みがありますが、粘り強さと繋ぎでは負けません。今まで支えてくれた方々へ、良い結果を出すことで恩返ししたい。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。「夏のインターハイで負けた悔しさをバネに一生懸命練習してきた。チームの強みは、サーブとディフェンス。小さいながらに頑張っている姿は、子どもたちに夢を与えられる」と同部監督10年目の山田洋次さん。
 前葉市長からは、「春高出場おめでとうございます。3年生から、必ず勝つという熱意と頼もしさが伝わった。インターハイと春高の三重2冠。県代表として、全国の強豪校にも臆することなく戦ってきてください」とエールの言葉が贈られた。

三重を刺激する大人のローカル誌「NAGI」(月兎舎)の冬号の特集は「買い物が楽しい個人商店・市」。
 「買い物は投票」と言われるように、私たち一人ひとりが何を選び、買うかは商品や企業を支持していることと同じ意味を持つ。日頃、スーパー・コンビニ・オンラインショップの恩恵を受ける一方で個人商店が姿を消し、町から活気が失われている。「駐車場がない」「営業時間が短い」「定休日がある」など、昔ながらの個人商店は利用しづらい面がある一方で、長く続いている専門商店は経験に裏打ちされた魅力的な品揃えがある。目利きを信頼して買い物を楽しむという行為は、単にモノを売り買いするだけではなく、顔が見える関係による喜びの交換が存在している。
 誌面では大手スーパーやコンビニの便利さとは異なる魅力で、地域の人々に愛される八百屋・魚屋・肉屋・豆腐屋など28の商店と、6つの市をピックアップ。津市では、乙部の鮮魚店「浜よし」、津市一志町の「田中精肉店」が紹介されている。
 「伊勢本街道を歩く」では、津市美杉町奥津から松阪市飯南町横野の様子を綴っている。終刊の100号まであと1号。 B5判、104頁。税込720円で県内の書店、道の駅、一部スーパーなどで販売。
 問い合わせは月兎舎☎0596・35・0556へ。

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