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第74回〝社会を明るくする運動〟作文コンテストで、津市立西が丘小学校6年の栗田美怜さんの作文が、全国表彰に選定された。
次代を担う小中学生が家庭や学校での日常生活で体験したことを基に、犯罪や非行について考えた作文を募集する同コンテスト。安全安心な明るい社会を築く同運動への理解を深めることを目的に、平成5年に始まった。32回目を迎えた今年度の応募数は全国で30万1664点。
「みんなに安心できて温かい居場所を」をタイトルに、海外の学校へ転校した際の自身の経験を交えて意見をまとめた栗田さんの作文は、日本BBS連盟会長賞(優秀賞)を受賞。8日、同校で栗田さんの家族も招かれ、表彰式が行われた。県内の全国入賞者は、令和2年以来4年ぶり。
津保護観察所の奥田幸生所長から賞状とトロフィー、副賞が渡された。「一人でいる子、いじめを受けて辛い思いをしている子をなくしたいという思いで書いた。みんなが繋がり合える素敵な世界にしたい」と栗田さん。奥田所長は「国の保護観察所から小中それぞれ150点の作文が推薦され、16作品が表彰された。栗田さんの作文は、安心できる温かい居場所を一つでも多く作りたいという頼もしい内容。4月から中学生になり、ますます忙しくなると思うが、これからも時々考えて」と祝辞を述べた。
2025年1月29日 AM 11:44