熱の入った稽古の様子

 2月8日㈯18時半(開場17時半)、9日㈰14時(開場13時)、津リージョンプラザお城ホールで劇団津演が「アルジャーノンに花束を」=原作・ダニエル・キイス、脚本・菊池准、演出・山本賢司=を上演する。
 津演は、津市を拠点に活躍する社会人の演劇集団で62周年を迎えた。装置・小道具・衣装・音響など全てを自分たちで制作している。本公演の原作小説は名作SF説として知られており、各国で映画化されたり、日本でもテレビドラマになっている。あらすじは…知的障害を持つパン屋の店員・チャーリー・ゴードンは、ニーマ教授とストラウス博士によって知能が高まる手術を施される。チャーリーより先に手術を受け、高い知能を持つようになったネズミのアルジャーノンを競争相手に過ごすうちに、天才となっていくが、その先に彼を待つ運命とは…といったもの。
 チャーリーは賢くなっていく中で、幸せだけでなく、様々な葛藤や苦悩を味わい、彼を取り巻く人々もまた様々な問題を抱えていく。様々なシーンでそういった様子も描かれていく。演出の山本さんは「各場面には苦悩、喜び、幸せ、差別、地位、金銭問題など、現代の私たちが生活の中で出くわす様々な問題が潜んでいるように思えてなりません」と話す。
 チケットは前売り大人1500円(当日1800円)、学生1000円(同1200円)、小学生600円(同800円)で、三重額縁059・225・6588、津演劇鑑賞会059・228・9523、津市久居アルスプラザ、三重県文化会館チケットカウンター、ピースカフェ&ストア0598・67・8249で取り扱い。
 メールでの受付は、g-tsuen1963@hotmail.comへ名前、日時、枚数、種類を記して送信(2月6日まで)。
 問い合わせは劇団津演059・226・1089(月・水・土の20時以降)へ。