懐かしの津の風景

昭和46年12月の津駅前の風景

   本紙の連載「懐かしの津の風景」でお馴染みの「あのつ画廊」=津市の大門アーケード内=で27日~2月1日(10時~16時)まで、第2回「藤堂高虎と津の町なみ写真企画展」が開かれる。津市から㈱まちづくり津夢時風への委託事業(中心市街地活性化チャレンジショップ事業)。
 期間中は、懐かしい昭和の津の町並みや、建物などの写真を中心に展示。現在の津市の基礎となる都市機能を整備した高虎公の功績を再確認すると共に、中心市街地の活性化に想いを馳せる。
 問い合わせは津市商業振興労政課℡津229・3169、津夢時風℡津228・9141、あのつ画廊℡津228・8188。

大空に放たれた鳩で竣工を祝う市民ら(昭和35年撮影)

  昭和35年10月に催された岩田橋の竣工式の模様。昭和31年に三重会館、同32年にオカダヤ(ジャスコ)、同38年に松菱が丸之内に相次いでオープンし、津市の中心は大門から国道23号沿いの丸之内に移った。この新岩田橋の竣工も当時の明るい話題であった。
 写真中央のビルは三重会館。今はほとんど見かけなくなったが、箱から放たれた鳩が式典を盛り上げている様子が懐かしい。
 (写真提供…吉村鏡治氏。協力…津市大門アーケード内「あのつ画廊」…昭和の津の町なみ写真展示中。?津228・8188)

もくもくと煙を上げながら阿漕駅を発車する蒸気機関車(昭和40年頃の撮影)

 蒸気機関車が国鉄阿漕駅を発車するところを昭和40年頃に撮影したもの。阿漕駅は津駅に比べると乗降客は少なかったが、当時は貨物駅として大きな役割を果たしていた。
 右に見える高台に家が数件写っているが、現在ではこの一帯は旭が丘と呼ばれ、住宅がぎっしりと建ち並んでいる。
 (協力・津市大門アーケード内「あのつ画廊」…現在、昭和の津の町なみ写真多数展示中。問い合わせは℡059・228・8188)

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