地域

講演する瀬戸内寂聴氏

 13日、三重県総合文化センター大ホールで学校法人真盛学苑龍宝幼稚園=津市乙部、杉谷秀也理事長=の閉園記念講演が盛大に開催され、講師の瀬戸内寂聴氏が仏の教えなどを語った。後援=天台真盛宗西来寺。
 同園は昭和4年の創立以来、戦災を乗り越えて83年間、熱心な教育活動で地域に親しまれ、ピーク時は約200名の園児が在籍していた。しかし近年、少子化で園児数が急激に減少したため、惜しまれながら今月末で閉園する。
 当日は、冒頭、前葉市長が卒園生代表として「龍宝幼稚園は一つの歴史をしっかり作り、津において十分な存在感を示された。皆さんと共に明るく送り出したい」と挨拶。次に、天台真盛宗本願寺住職の荒井眞道さんらの一絃琴と、尺八などの演奏や、谷篤さんの唄のステージがあった。
 続いて、瀬戸内さんが満席の会場に「縁は向こうから来るもので、一度結ぶと切れずにどこかで繋がっている。
 大いなるものに、自分の欲を祈っても叶わない。私自身、自分以外の人の幸せのためや苦しみが消えるよう祈って叶った経験が何度かあります。また『無常』とは常に在らず、同じ状態は続かないという意味。不幸もずっとは続かない。人のせいにせず、自分が状態を変えていこうと考えましょう」などと語りかけた。

備蓄された歯ブラシと歯磨剤

 公益社団法人津歯科医師会=津市栄町、鎌谷義人会長=がこの度、東南海大地震などの大規模災害時に市民を支援するため、所属する市内137軒の歯科医院全てに、歯ブラシ各100本と、水なしでも使える歯磨剤「デンタルリンス」各24本を備蓄した。デンタルリンスは今後、備蓄数を増やす予定。
 同会では、阪神・淡路大震災や東日本大震災などで必要とされた歯科医の役割を教訓に、災害時の口腔ケアに関して様々な取り組みを実施している。平成19年には、津市と災害時に歯科医療救護支援を行う協定を結んだ。
 今回の備蓄は、歯科医院の数の多さや広域をカバーする立地を生かし、災害時にいち早く避難所に届けて市民の口腔ケアを支援するため取り組んだもの。
 避難生活では、歯ブラシや水などが不足し歯磨きがしづらいため、口腔衛生の低下や、高齢者の誤嚥性肺炎(口内の細菌が肺に入り発症する肺炎)が深刻な問題となる。例えば、阪神・淡路大震災では震災関連死の約4割(223人)が肺炎によるもので、そのうち多くが誤嚥性肺炎だと考えられている。
 同会では「当会の歯科医院が備蓄していることを市民の皆様に広く知ってもらい、災害時に役立ててもらいたい」と話している。

挨拶する趙さん(中)と創業者の朴さん(左)・李さん(右)

 津駅前の焼肉店・食道園の「50周年記念パーティー」が13日夜、津駅前ホテルグリーンパーク津で開かれ関係者ら111名が祝った。
 はじめに、同店を運営する㈲キースン代表取締役の趙基順さんと創業者の朴英茂さん、取締役で趙さんの長男である李昇鎬さんがステージに登壇。趙さんは「人との出会い、家族、業者さんの協力と応援、そしてお客様からの『美味しかった』と言う声に支えられて50年間やってこれました。今後も愛される店づくりに精進します」と挨拶。
 その後、櫻井實・三重大医学部名誉教授による来賓代表挨拶と続き、シャンパンで乾杯。
 パーティーでは美味しい料理に舌鼓を打ちながら歓談。途中、プロアーティストである金剛山歌劇団のチョン・ミョンファさんの美しい歌や、チェ・ヨンドクさんによる民族楽器チャンセナプの演奏などで華を添えた。また同社から中野津市教育委員会教育長に市内小中学校に図書を寄付するための金一封が贈られた。

[ 1,090 / 1,136 ページ ]« First...102030...1,0881,0891,0901,0911,092...1,1001,1101,120...Last »