地域
津駅西口前の学校法人大川学園・三重調理専門学校で11月25日、スペイン料理特別講習が行われ、本国から来校したミケル・ソラズ・モラザさん(55)が、学生39名に本場のスペイン・バスク料理を披露した。三重県が実施している「料理人交流inみえ」事業の一環。
同事業は、食の将来を担う人材を育成するために令和元年11月、世界一の美食の街と言われるスペイン・バスク州・セバスティアンの料理人と県内調理人や料理人を目指す若者との交流を通じて食を核とした地域の魅力づくりに取り組んでいる。同校では、同年に1名の学生をスペインに送っている。
今回は、スペインからシェフを派遣することになったもの。モラザさんは、同地方の3つ星レストラン「アルサック」のラボラトリオ責任者でロンドン、マドリード店総括責任者でもある。通訳には、自身も4つ星レストランホテルのシェフとして務める羽原聡子さんが務めた。
調理したメニューは、色違いのポテトを使い羽毛を表現した「鳩とポテト羽毛添え」、パイの生地を使い地層を表現した「ココチャ(メルルーサの頬肉ソテー)」と地層」、ゴーブレットを使いモンドリアン絵画を表現した「牡蠣のソテーと緑モホソース、モンドリアン」の3品。
鮮やかな手さばきで次々に料理を完成させていく様子に学生らは感動すると同時に真剣な眼差しでノウハウを学ぼうとしていた。
質疑応答では、「どんな料理でもワインに合うように調理するのですか」との質問に、「ワインは様々なものがあるので、肉や魚など食材に合ったワインを出します」などと答え、身振り手振りも交えて学生らにアドバイスをしていた。
2022年12月1日 AM 4:55
国際的に活動する刻字作家・有石さんの個展、津城復元の会協賛チャリティ展「古代文字をアートに 刻字家有石展・最終章」が11月30日㈬から津市中央の三重画廊で開かれる。会期は12月4日㈰まで。
有石さんは、1968年に長揚石氏(初代・国際刻字連盟会長)に師事。毎日書道展刻字部審査部長・総務部長・陳列部長・国際刻字公募大展審査員・日本刻字展審査部長を歴任。
現在は(公社)全日本印章業協会主催の全国印章技術大競技会審査員、全印協認定印章アドバイザー。白浦惠壽子(別号)として「古代文字で恋文を描く」をテーマに創作活動する。
作風は現代性を表現した作品が多く、漢字圏以外の国々への出品・訪問が目立つ。作品の収蔵先は、チェコ共和国国立美術館・在サウジアラビア王国日本大使館・真言宗総本山高野山金剛峯寺。
海外展出品・訪問国は、米国・イスラエル・オーストラリア・フランス・シンガポール・チェコ共和国・サウジアラビア王国・ポーランドなど計10カ国に上る。
個展は1980年に松菱で第1回を開催して以来、今回で10回目、今回が最終の個展となる。出品数は「天孫降臨」「雪月花」「祈」など珠玉の26点、参考出品2点。その内の1点は25歳の時に制作した500文字(西冷印社記)の作品。
「今後、個展の開催はないので、興味のある方はぜひ観て頂ければ」と話す。
写真の作品「神木(祭神如神在)」=「文明の始まりは象形文字(絵文字)である。古今東西、真理はひとつであるはず。絵画・音楽は万国共通であり、刻字も例外ではない。人種・言語・宗教を超えて、人々に伝わるような、文字を読むのではなく観て感じてもらえるようなデザイン性・空間構成を重視。神木の形をどうするか…全ての枝の先に神を宿らせた。祭神如神在を左右に入れた」と話す。
2022年11月24日 AM 4:55
11日、津市大谷町の大川学園・三重調理専門学校で、九鬼産業株式会社と産学連携した「出前講座」が開かれた。
三重県雇用経済部の「みえの食の人材育成プラットフォーム」を活用した事業で、三重の食の将来を担う人材の確保と育成が目的。「みえの食の達人」から直接学ぶよい機会となっている。
今回は、明治19年創業で胡麻の老舗として知られる同社の管理栄養士・柏木紗也さんと田中美妃さんが生徒たちを前に胡麻や胡麻油について語った。
二人は、生徒たちに胡麻は3000種類ほどあること、国産の胡麻は消費量全体のわずか0・03%に留まっていることや、白・黒・金など胡麻の種類で含まれる栄養素の違いがほとんどないこと、胡麻油も絞る胡麻の焙煎の具合によって色合いだけでなく、味や香が変わるため、適した料理が変わることなど、身近でありながら知られざる胡麻の一面を解説。
様々な胡麻や胡麻油を試食して味の違いを確認したり、胡麻をすり下ろしてペーストをつくる実習も行った。また、胡麻ペーストをかけたアイスや、バターの代わりに胡麻油を使ったシフォンケーキなども提供され、生徒たちは味わいながら、奥深い胡麻の魅力を実感していた。
2022年11月24日 AM 4:55