地域

▼とんぼ玉ガラスアクセサリー展=3~8、プレザントギャラリー美波
▼津市民文化祭美術部門写真展=~5、津リージョンプラザ3階
▼スタインウェイピアノ演奏体験会=4~5、嬉野ふるさと会館
▼大人のための音楽会=4、お城ホール
▼第7ギター倶楽部みえ定期演奏会=4、アストホール
▼藤正会第33回発表会・民謡夏まつり=5、クラギ文化ホール

左から伊藤さん、桃山さん、青池監督

左から伊藤さん、桃山さん、青池監督

6月21日、津市芸濃町椋本の芸濃総合文化センターでドキュメント映画『獅子が舞う 人が集う』の上映会とシンポジウムがあった。主催=芸濃町の獅子舞を記録する会。
この映画に収められているのは、江戸時代後期より椋本地区に伝わっている津市無形民俗文化財の「椋本獅子舞」。3年に一度、正月に椋本神社で奉納されているが、舞い手である連中と呼ばれる40歳以下の地区の男性を確保するのが困難となり、存続の危機に瀕している。その窮地に立ち向かうべく同会を立ち上げ映画を制作したのは、同地区出身で長らく東京を拠点に活躍してきた文筆家・伊藤裕作さん(65)。完成した映画は、美麗な映像と斬新な演出で、地域のシンボルである大椋の木の折れ枝から削り出された獅子が紡ぐ地域の人々の絆を見事に捉えている。
上映会には、地域住民を中心に約150名が参加。スクリーンに顔見知りが映し出されるたびに歓声が上がり、獅子舞の姿に食い入るように見入っていた。
上映会の後は、伊藤さんと、映画の監督を務めた青池憲司さん、郷土芸能や産土神に詳しい劇団・水族館劇場の桃山邑さんによるシンポジウムを開催。
伊藤さんは「芸濃町を芸濃い町にしたい」と話し、今年10月には東京の劇団を招いたり、私財を投じて横山池を完成させた駒越五良八の劇を上演する計画など、芸濃町の文化振興への寄与を誓った。

「Dancer2(舞踊手2)」2015,Mixed media,45・5×38㎝

「Dancer2(舞踊手2)」2015,Mixed media,45・5×38㎝

津市中央の三重画廊で8日~12日10時~18時(最終日は17時まで)、画家・さかべひとみさんが個展を開く。
さかべさんは、1983年、東京生まれ。小学生時代を津で過ごし、中学生のときに韓国に移り、現在、韓国で画家として活動中。
ふるさとの津市で開く今展の創作テーマは「崇高なものと土俗的なもの、ライトを浴びるものと隠されたもの、どちらも含んで生がある」。小品23点、50号~100号の大作2、3点を出品する。作品は、バレリーナの姿の背景に、生活のにおいのする新聞などをコラージュしたものなど。バレリーナの光と影、そして生が表現されている。
さかべさんは「私がこのようなコンセプトで作品を発表するのは初めてです。これらの現代アートに込めている内容を見て頂ければ」と話している。
なお、さかべさんは昨日1日~13日10時~19時(最終日17時まで。火曜定休)、四日市市松本のメリーゴーランドでも個展を開催中。

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