地域

調印式で…前葉市長(中央)と締結先の代表者たち

 津市が、『災害時における葬祭業務に関する協定』を市内外の7事業所・2関係団体と締結。
 先月、市役所で前葉泰幸市長と締結先の代表者らが出席して調印式が行われた。
 この協定は、地震や風水害などの災害時に多数の死者が発生した場合の、葬祭用品の供給や遺体の搬送などの協力が目的。
 一部の業者から市へ「何か手伝えることはないか」と申し出を受けたのを機に市が、市内に葬祭ホールを持つ事業所などに声をかけて実現した。
 締結先は▼㈱ふじや本店=四日市市▼葬儀会館ティア津=津市高茶屋小森町▼三重県葬祭業協同組合=同桜橋▼㈱ベルライフ=同高茶屋小森町▼菩提樹=同久居烏木町▼メモリアルホールれんげ=同安濃町曽根▼㈲伊藤典礼=同高茶屋▼社会福祉法人伊勢亀鈴会=鈴鹿市▼㈳全日本冠婚葬祭互助協会=東京都。
 津市が、葬祭業務に関する災害協定を結ぶのは初めてで、これほど幅広い形態の団体との協定は県内でも初。
 ふじや本店の柳川尚史取締役は「あってはならない自然災害だが、起こってしまったときに、少しでも市民の方のお役に立てれば」と話した。

生徒さんらによる花手前

 4月21日、津市半田の天台真盛宗・高西寺本堂で、上田秋園花の教室=上田秋園さん主宰。津市丸之内=が恒例の花供養を行った。
  一年間、日々精進できたことへの感謝の気持ちを献花によって表現するもの。
  26回目を迎えた今年は、上田さんと生徒15名が参列。生徒さんを代表して4名が本尊に花手前を行い、丁寧な所作でキンバやバラ、アジサイなどを美しく生けた。
  その後、一人ひとりが焼香し、花を供養した。
  花手前を担当した西野優子さんは「初めてなので緊張しましたが、無事に終えることができ嬉しい」、また八太艶子さんは「1年間を無事に過ごせたお礼と感謝の気持ちを込めて生けました」と話した。
 尚、この日は生徒さん2人に師範の修了証も手渡された。

講演する梅山氏

 4月20日、三重大学内の翠陵会館で『都市環境ゼミナール』=伊藤達雄会長=の平成25年度総会と記念講演会が開かれた。
 同ゼミナールは昭和47年に行われた三重大初の公開講座の受講者有志が中心となり、翌年の昭和48年に設立。毎月の学習会で、より良い都市環境の創造に向けた研究を行っている。講演では国交省中部地方整備局長・梅山和成氏が『国土政策の新しい局面を迎えて』と題し次のように語った。
 
南海トラフ地震の対策 産官学連携の戦略会議で
 南海トラフの巨大地震による大きな被害が想定されている。当局では東日本大震災後、関係機関と横の繋がりを持って連携し、戦略的なことを検討する場を作ろうと、産官学の色々な方にお声がけをした。その結果、123の機関が参加して頂き、平成23年10月に戦略会議をつくり、24年11月には基本戦略をまとめた。 そのなかで私共が中心になって取り組んでいるのがまちづくり。短期的には、どのように避難してもらうのか、長期的には、まちづくり全体の観点で、市町にも入ってもらいガイドラインを検討している。例えば沿岸部の土地利用は、産業系に転換し住宅は移転をして頂くとか、宅地をかさ上げするとか。
 もう一つは防災拠点の問題。司令塔となる政府の現地対策本部がつくられることになっていて、拠点が関東と近畿にはあるが、中部地方にはない。そのため、静岡県庁などに基幹的な防災拠点を5つ程つくる案があり、具体化するため準備を進めている。
 また道路啓開は、3日以内に人命救助のためのルートを、一週間以内に緊急物資輸送のルートを開けるのが目標。実際の作業を行うことになる地元の建設業者にも、その態勢を整えておいて頂く必要がある。

社会基盤の老朽化問題 維持管理の法整備が必要
 昨年12月に笹子トンネルで天井板崩落事故が起こって以来、社会基盤の老朽化の問題が大きく取り上げられるようになった。管内でも、造られてから50年以上経過している橋梁は現在15%程だが、10年、20年後には約60%にもなり、この問題が現実化している。
 維持管理が大きなテーマだが、笹子トンネルの事故後、国が管理しているトンネルは100%、都道府県・政令市では約95%で点検が行われているが、市町村では技術者不足と財政が厳しいことから、4割弱程しか実施されていなかったことが分かった。まず点検をきっちりやってデータに残し、それに基づいて補修・補強を行い記録を管理していくことが必要。そのためには技術者不足と予算をどうしていくのかを考え、法律上で維持に関して規定しなければならない。 

産業競争力の強化 中央新幹線を地域の活力に
 中部圏は日本のものづくり産業の中心で、近年、世界的な競争が激化しているなか、産業の競争力をどのように確保していくかが重要。
 例えば、リニア中央新幹線が2027年度には名古屋まで通る予定だが、いかに地域の活力に活かすか、まちづくりの観点からも考えることが必要で、地域の構造を変えかねない大きな課題だと思う。

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