地域

楽しく巨大アート描き

 バリアフリーなお祭り「ファタフェスティバル」が11日、亀山市若山町の亀山公園で開かれ、多くの来場者で賑わった。
 同イベントは健常者、障がい者、国籍、年齢、性別を問わず、交流を深めてもらおうとNPO法人・CORORO=津市久居元町、永島いづみ代表=が開いているもので、今回で4回目。
 会場にはトルコ、ネパール、ブラジル、ジャマイカなどの外国料理の出店や、ステージでは様々なグループのバント演奏も披露されたほか、自由に絵を描く巨大アートもあり、初夏の日差しのもと、参加者らは大いに楽しむと同時に、互いの理解を深めていた。

本番に向け練習に熱が入る出演者

 第4回憲旺会・現代邦楽演奏会「竹の響き」が6月8日13時半から(開場13時)、津リージョンプラザお城ホールで開かれる。
 出演は、永田憲山氏と憲旺会。特別出演は、琴奏者の坪井智子さん。賛助出演は、津奈乃会、グループ・オリオン、琴きらら、打楽器の望月たきこの各氏、各グループ。珠玉の7曲を披露する。
 チケットは前売1000円、当日1200円。
 取り扱いは三味恒☎059・225・3468。

 16世紀にキリスト教が日本に伝来して今年で465年。全国各地で記念行事が行われているが、本紙「歴史の散歩道」の執筆でお馴染みの津市出身の歴史作家・横山高治さんが今月12日に「キリシタン雑記帖」をかんよう出版から出版した。
 天文18年、フランシスコ・ザビエル(1506~1552)が薩摩に上陸。九州、近畿にキリスト教を布教。全国に高山右近、黒田官兵衛、蒲生氏郷らキリシタン大名が出現する。
 一転して豊臣、徳川政権ではキリシタン弾圧が起きる。やがて、島原の乱が起き、隠れキリシタンが出現。伊勢の津藤堂藩においても寛永14年(1637)、上士三百石の中島長兵衛ら妻子4人、その2年後には、上士三百石の鯰江九右衛門の妻子ら27人が処刑された。
 横山さんは、「伊勢の津歴史散歩」=創元社=でも執筆しているが、今回は戦国時代のキリシタン通史、各地のキリシタン大名とその妻、隠れキリシタンについて、文字通り雑記帖の如く軽快な歴史読み物に仕上げている。
 今、NHK大河ドラマで注目のドン・シメオン・黒田官兵衛、横山さんの地元である大阪府高槻城の城主・和田惟政(これまさ)、北摂(高槻市・茨木市)などのキリシタン物語を紹介している。
 四六判・88頁。定価1500円+税で津市内、松阪市内で発売中。

[ 1,530 / 1,836 ページ ]« First...102030...1,5281,5291,5301,5311,532...1,5401,5501,560...Last »