地域

CDと目録を手に…(左から)森本さん、後藤会長、市長、教育長

 唱歌、「ああ忠犬ハチ公よ」=作詞・森本アキラ、作曲・多田逸郎=を通じて、津市久居出身で飼い主である上野英三郎・農学博士と忠犬ハチ公の絆を全国に発信し、津市のまちおこしにつなげようと活動する『ハチ公の歌を歌おう会』=後藤晃一会長=が1日、津市役所を訪れ、市内39の幼稚園と、77の小中学校にCD各1枚づつ、計116枚を贈った。
 贈呈式で後藤会長は「昨年10月20日に久居駅東口にハチ公と上野博士の一対の銅像が全国で初めて建立され、同時に『歌おう会』も発足。当日コーラス隊によって曲を披露した。昨今、社会では信頼や恩、絆が若干おろそかになっているがより良い教育のために、このCDを学校教材に活用して頂きたい」と挨拶。
 目録を受け取った前葉市長は「給食時の校内放送でかけさせて頂く。またハチ公の銅像がある渋谷と秋田県大館市との縁も深めていきたい。博士とハチ公の銅像が地域活性化の起爆剤になり、博士の功績を未来に引き継いでいければ」。
 また、中野教育長は「津市の子供たちの良いキャリア教育になる」とそれぞれ謝辞を述べた。
 森本さんは「次のステップは、3都市交流の第1弾として、5月くらいまでに渋谷区と大館市、博士の母校である東京大学11学部、さらに三重県下の全小中学校に贈り、博士とハチの絆や津市と三重県を広くPRしていきたい」と抱負を話した。 
 アマゾンで1500円で販売中。同会ホームページは、「ハチ公の歌を歌おう会」で検索。
 問い合わせは事務局℡059・224・8585。

 津市香良洲町で来月29日~31日に行われる『お木曵き行事』に向け「お木曵き音頭」の練習など準備を進める同町の9区(高砂・浜浦・稲葉・馬場・川原・地家・桜町・砂原・小松)。前葉市長が、『津市シティプロモーションプロジェクト~香良洲お木曵き行事PRプロモーション~』の一環で今月3日・10日・16日の3日間、一日3区ずつ自治会を激励訪問している。 同行事は、香良洲神社の20年に一度の式年遷座(定期的に社殿を造り替える行事)の前年にあるもの。9つの区ごとに山車(お木曵き車)を曳き回し神社に到着する。道中は各区数名の音頭取りが歌い、ほかの住民が合いの手を入れる。
 訪問初日の3日、高砂区民会館で、120名の住民に迎えられた前葉市長は「すごい熱気で皆さんが脈々と伝統を繋いでいることがわかります。寒いときにお疲れ様ですが伝統のお木曵きを次に引き継いで頂きたい。多くの人に見てもらいたいと思う」と力強く激励。続いて市長を交え、3名の音頭取りと住民による練習が行われ、迫力の歌声が響いた。
 同区自治会長の今井快示さん(64)は「市長に良いタイミングで来てもらったおかげで盛り上がった。怪我のない楽しいお木曵きにして20年先にまたやろうと思えるようにしたい」と本番への意気込みを語った。

金色の信長像とツインタワー(JR岐阜駅前)

 駅前地区再開発事業の進展に伴い「週刊東洋経済」11年3月5日号の第3回住みたい駅力ランキングで中部圏第2位に選ばれたJR岐阜駅。1月25日、津商工会議所社会文化部会(原田陽介部会長)が視察。参加17名。同再開発のシンボル『ツインタワー』の一つ、岐阜シティ・タワー43内で岐阜市市街地再開発課管理監・高井賢治氏から事業説明を受けた。
  事業は駅西地区21 と柳ヶ瀬地区9haの合計30 を対象に、都心居住の推進と賑わいづくりを目指し、03年から取り組まれ、昨年9月第1期71事業が完了。引き続き翌10月から柳ヶ瀬地区の活性化を目指し6年計画で第2期61事業に取り組んでいる。
  タワー43は、地上43階地下1階、高さ163m。07年9月完成、総工費約150億円。地下は駐車場、1・2階は商業施設、3階は福祉・医療などの施設、4階は岐阜放送本社、5階は分譲エントランス、6~14階は高齢者向け優良賃貸住宅108戸、15~42階は分譲マンション243戸、43階は展望室とレストラン。商業施設は当初、三越が入る予定だったが覚書締結2年後の辞退により混迷。中止か継続かを迫られ、企業開発提案に移行。森ビル都市企画・竹中工務店の共同提案を採用し、実現へ具体的に動き出した。
  快速で名古屋駅まで19分という利便性もあり、分譲マンションは人気を集め即日抽選完売。これがもう一つの高層ビル、問屋町(繊維街)西部南街区の岐阜スカイウイング37(総工費約170億円)に弾みを付けた。こちらはオフィス・ホテルの西棟、駐車場棟、商業施設・オフィス・分譲マンション270戸(37階建て、高さ136m)の東棟の3棟で構成。マンションは昨年8月の完成までに完売。オフィスには従業員約300人が働いている。
 タワー43事業の成功要因は、身の丈に合わせた事業にしたことで、具体的には企業開発提案制度の採用、ニーズをとらえた都心居住の導入、市が権利者であったことによる信頼性、建物のシンボル性・ステータス性をあげている。また、スカイウイング37事業の成功要因は、地域ニーズを踏まえた事業計画策定、権利者のリスクの低減、地区内権利者176名全員同意の実現をあげた。
 両事業等により人口減少に歯止めがかかり約2%増加、歩行者・自転車の数も約5%増という。飲食店への効果はまだ出ていない。マンション入居者の55%は市内の人。残りは県内外で名古屋市からの移転組は10%。価格が3000万円台前半と安く利便性も高い割に名古屋組が意外と少ないが、「名古屋の人が10%も来てくれたと捉えている」と高井管理監。人口42万人の岐阜市でも第2期の柳ヶ瀬活性化は駅前に比べハードルは高いようだ。

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