地域
『津・大門のおひなさん』(主催=津観音・だいたて街の会。後援=津市、三重県、津商工会議所)のメインイベントとして、3月3日に行われる束帯と十二単、おすべらかし姿で挙げる「おひなさま姿で結婚式」の今年のカップルが決まった。
県内外からの応募の中から選考委員会によって選ばれたのは津市内に在住する池内大和さん(29)と、西浦夏希さん(30)の二人。
現在、津市幸町でパン屋「ククサ」を経営する二人の出会いは、久居のベーカリーで共に修業していた5年前。パン職人として日々、技術習得に励んだ後、一昨年12月1日に現在の店をオープンさせた。
もともとは今年の春に神社で神式の挙式を挙げようと考えていた時、大和さんの誕生日と同じ3月3日におひなさま姿の結婚式があることを知り、思い切って応募したという。
当日は旭理容美容専門学校の長谷川早苗理事長が着付け(衣裳提供=すぎしん衣裳店)、11時半に白銀屋呉服店を出発。商店街で市民らの祝福を受けながら赤い毛氈の上を厳かに行進。12時には津観音本堂で岩鶴密雄住職が司式者を務め、仏前式が執り行われる。
二人は「良い記念になりそうです。日頃お世話になっている地域の皆さんに晴れの姿を見てもらえたら光栄です」と、喜びもひとしおの様子。
2013年2月14日 AM 4:59
(公財)石水博物館(津市垂水3032─18)で、科研費調査報告展『伊勢商人の文芸活動』が開かれている。
伊勢商人の多くは、和歌・俳諧・国学・歌舞伎・浄瑠璃・能など様々な趣味を持ち、江戸や京、上方などの最先端文化を伊勢に引き込み、高い水準の教養を持っていた。
平成21年度から4年間にわたり南山大学の安田文吉教授を代表とする8人が科学研究費調査「江戸時代伊勢商人の文芸活動の研究─石水博物館所蔵文献資料を手がかりに─」(基礎研究B)を実施。伊勢商人の幅広い文芸活動に関わる様々な新発見があった。
同展では、その集大成として、研究成果を作品や資料を通して報告する。
会期は4月7日まで。
入館料一般500円、高校生以上の学生300円。開館時間は10時~17時(入館は16時半まで)。休館日は月曜(但し祝日の場合は翌日)。
▼同時開催(第2展示室)=所蔵品展「川喜田半泥子とその周辺 半泥子と川喜田家~木綿問屋の当主として~」。
シンポジウム開催 3月16日・津商議所ホールで
「伊勢商人の文芸活動」開催期間中の3月16日13時~16時、津商工会議所1階の丸之内ホールでシンポジウム『伊勢商人川喜田家代々の文芸活動』が開催される。
パネラーは、安田文吉(南山大学文学部教授)・飯塚恵理人(椙山女子学園大学文化情報学部教授)・
パネラー兼コーディネーターは、安田徳子(岐阜聖徳学園大学教育学部教授)・神谷勝広(同志社大学文学部教授)・山田和人(同志社大学文学部教授)・冨田康之(北海道大学大学院文学研究科教授)・岡本聡(中部大学人文学部准教授)・神津武男(早稲田大学高等研究所招聘研究員)・早川由美(愛知淑徳大学非常勤講師)。
聴講無料。参加申し込みは、電話で同博物館へ・先着申込み80名で締切。
問い合わせ・申し込みは石水博物館℡059・227・5677。FAX213・5789。
2013年2月14日 AM 4:57
22日15時半(開場15時)~、県総文中ホールで、皇學館大学(伊勢市神田久志本町)教育学部4年生の有志152名による卒業記念ミュージカル『ピーターパンとフック船長~わすれてはいけないもの~』の津公演が上演される。主催=皇學館大学。
同ミュージカルは毎年、学生が、大学生活の集大成として、講義や部活動で学んだことを活かし脚本や衣装、舞台演出まで手掛けて行っており、幅広い世代の人を楽しませている。
今年の演目は「ピーターパン」を脚色した作品で、
メインキャスト17名、エキストラ54名が出演。楽しい歌や踊り、手遊びも交え、家族愛や仲間との絆の大切さを伝える。
実行委員の小池菜摘さんは「童話にはない、もうひとつの『ピーターパン』としてお楽しみ頂けます。おみやげを用意して待っていますので、ぜひお越しください」と呼びかけている。
入場無料、申込み不要。
問い合わせは同大教育学部教育学科研究室0596・22・6458へ。
2013年2月14日 AM 4:57